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Last updated on 19 May 2022

CBDは糖尿病1型と2型の治療に役立つ?

世界保健機関・依存性薬物専門家委員会(WHO/ECDD)が2018年に発表した報告書によると、1全世界の18歳以上の成人における糖尿病の有病率は、1980年では4.7%だったのに対し、2014年では8.5%と上昇傾向にある事がわかりました。

糖尿病は、失明、腎不全、心筋梗塞、脳卒中、手足の切断などの主な要因として知られています。この疾患は、体内のインスリン分泌量が低下する事で血液中に糖分が蓄積された結果起こります。膵臓は、インスリンの分泌に欠かせない臓器です。インスリンは、細胞のドアを開けてブドウ糖を中に取り込めるようにする手助けをしています。

この疾患は、失明や腎不全などの深刻な合併症を引き起こすリスクがあるため、早期の診断が何より肝心です。重度の場合、手や足の切断が必要になります。

1型と2型の糖尿病の違い

1型糖尿病と2型糖尿病、どちらを患っているかを判断するには、やはり早期に診断を受ける必要があります。糖尿病の診断方法には、ヘモグロビン検査、空腹時血液検査、耐糖能検査などの種類があります。こうした検査が必要な理由は、どちらのタイプにも当てはまる症状があるため、症状だけで糖尿病のタイプを判断する事が難しいためです。

一般的に、1型糖尿病の患者は体重が軽いのに対し、2型糖尿病患者は体重が重いという傾向があります。ただ、これはあくまで傾向であり、どの場合にも当てはまるわけではありません。大事な事は、どちらの糖尿病のタイプも、過度な水分摂取、頻尿、疲労感、目のかすみなどの慢性的な症状が現れるという点です。1型糖尿病と2型糖尿病の主な相違点は、発症要因と、共通しないいくつかの症状にあります。

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原因

1型糖尿病は自己免疫疾患ですが、2型糖尿病は代謝性疾患です。1型糖尿病は自己免疫疾患ですが、2型糖尿病は代謝性疾患です。1型糖尿病は生活習慣などとは関係なく体内でインスリンが生成されなくなってしまうことにより発症する疾患です。

1型糖尿病におけるインスリンの分泌低下は、インスリンの生成を行っている膵臓のβ細胞が免疫系によって破壊されて起こります。免疫系は、有害物質や脅威となり得る成分を感知すると、その箇所を攻撃します。しかし、体内の正常な細胞を脅威と誤認識して攻撃してしまう場合もあり、これが1型糖尿病で免疫系がβ細胞を破壊してしまうメカニズムです。

症状

一般的な症状に加えて、1型、2型それぞれ特有の症状もあります。1型糖尿病の特有の症状としては、気分の変化、イライラ感、著しい体重減少などが挙げられます。一方2型糖尿病では、手のつり、しびれなどが特徴的な症状が現れます。

また、年齢が上がるにつれて罹患率が上がるのも、2型糖尿病の特徴です。1型糖尿病の場合は、発症してから数週間後に症状が現れ始めます。どちらの疾患も、決まった発症年齢はありませんので、どの年齢の人も定期的な身体検査をする必要があります。

従来のCBD以外の治療法

現在最も一般的とされている治療法は、食事療法、ダイエット、薬物療法などです。しかしながら、これらの治療法は副作用や別の健康問題を引き起こすリスクがあります。糖尿病の食事療法糖尿病食は、血糖値をコントロールすることに特化した食事です。糖尿病患者が獲る食事は、食物繊維、脂肪、炭水化物、タンパク質の量のバランスが取れていなければいけません。また、いつ食事を取るかも重要で、少なくとも1日3回は栄養バランスのとれた食事をする必要があります。こうした食事療法は、1型糖尿病と2型糖尿病、どちらにも効果があります。ダイエット2型糖尿病は肥満の人がなるものだと言う認識は正しくありませんが、確かに2型糖尿病患者に肥満の方が多い傾向がある事は事実です。どちらにせよ、太っている2型糖尿病患者にとって体重の管理は、治療をしていく上でとても大きな要素の一つです。体重を減らす最もシンプルかつ効果的な方法は、定期的な運動です。これにより、インスリンの抵抗性が改善し、血糖値をコントロールできる体になっていきます。有酸素運動やウェイトトレーニングなどの筋力トレーニングが、特に効果的だと言われています。薬物療法薬物療法は、糖尿病治療アプローチの中でも、最もよく知られている治療法です。医療の現場でも、治療の初期段階ではほとんどの医師が薬物療法を提案します。糖尿病には、多くの種類の医薬品が用いられますが、1種類の薬で済む場合もあれば、複数の薬を同時に服用しなければならない場合もあります。2型糖尿病に対しては、主にメトホルミンとスルホニルウレアが使用されます。これらの薬は、肝臓から生成されるグルコースの量を抑える作用があります。インスリン療法インスリン療法では、血液中に直接インスリンを注入します。インスリンを注入するタイミングや量は、膵臓で実際に生成される場合と同じである事が理想ですが、このプロセスを完全に再現するのは極めて困難なため、インスリン療法を行う際には、エクササイズと適切な糖尿病食を組み合わせて行うといいとされています。インスリンは、シリンジ、注入器、インスリンポンプ、さらにはインスリン吸入器などを使って体内に取り入れる事が出来ます。減量手術これも、糖尿病治療の一環として行われる方法ですが、これはあくまで、糖尿病患者の体重を減らすことを目的としたものです。CBDを使用しない従来の糖尿病治療には副作用を伴うものが多く、中には他の疾患に発展してしまう場合もあります。また、投薬治療においては、長く使用する事で体がその薬に耐性を持ってしまうケースも少なくありません。そうした治療法によって起こる可能性があるとされる疾患として、膀胱がんや低血糖症などがあります。

よく見られる合併症

糖尿病の発見が遅れた場合、合併症を引き起こすリスクが上がると言われています。合併症には、短期的なものと長期的なものがあり、短期的な合併症としては、体内の血糖値が不足したときに発症する低血糖症が一般的です。さらに病気が進行した場合には、心血管疾患、神経障害、腎障害などの、より深刻な合併症が現れます。

  • 心血管疾患

心血管疾患は、大きく進行してしまっている場合にはコントロールが非常に困難で、糖尿病患者の主な死因の一つとなっています。糖尿病を患う事で、冠動脈疾患、胸痛、脳卒中、心臓発作や、動脈が損傷するなどの合併症が引き起こされます。その中でも、心臓発作は最も起こる可能性の高い死因と言われています。

関連記事:CBDと心臓血管系

  • 神経の損傷

膵臓から分泌されるインスリンの量が代謝プロセスの中で十分でなかったり全く分泌されなかったりすると、過剰な血液内の糖分が毛細血管の壁にダメージを与えます。その結果として、栄養が行き渡らずに神経が損傷を負います。最も痛みを感じるのは足だと言われていますが、これは、こうした末端の部位には神経に栄養が行き渡りづらいためです。

  • 腎臓の損傷

腎臓の障害は、ネフロパシーとも呼ばれています。血中の過剰な糖分は、腎臓のろ過装置である糸球体を傷つけ、腎不全や、場合によっては治療や回復が難しい腎臓病にまで発展する事があります。このことから、いかに糖尿病が腎臓に大きな負担を与えているかが分かります。

  • その他の疾患

これらの疾患の他にも、聴覚障害、皮膚疾患、不安感、うつ病など、多くの疾患が糖尿病によって併発する事がわかっています。

CBDによる糖尿病治療

天然の化合物であるカンナビノイドは、糖尿病の治療と症状の管理に最適な成分です。この治療法では、代謝とインスリン分泌にポジティブな影響を与えるカンナビスと呼ばれる植物の抽出成分であるCBDを使用します。膵臓に存在するカンナビノイド受容細胞は、血中グルコース濃度を調節する働きがあります。2

1型糖尿病におけるCBDの治療効果

これまでの研究で、CBDには糖尿病の発症を遅らせるだけでなく、発症リスクそのものを大幅に抑える働きがある事がわかっています。これは、CBDが自己免疫能力を高める効果を持っているためです。31型糖尿病は、免疫システムがインスリンの産出を行っているβ細胞を攻撃する事で発症する疾患ですが、CBDは、この細胞が破壊されないように保護する働きがあります。これにより、体内の代謝プロセスが正常に保たるようになり、耐糖能異常が改善され、結果として膵臓の炎症が治まります。また、CBDオイルは、腎臓内の過酸化脂質の処理にも大きな役割を果たします。

2型糖尿病におけるCBDの効果

2型糖尿病を患った人の体では、膵臓で作られるインスリンの量が体内で起こる代謝プロセスに追いつきません。膵臓内の受容細胞は、CB1受容体を活性化させる働きがあり、それによってインスリンの生産量が増加します。インスリン抵抗性と2型糖尿病の主な原因として、慢性的な炎症が挙げられますが、CBDには抗炎症作用があるため、血糖値の調整やインスリン抵抗性の原因となる炎症を軽減し、この疾患の発症を抑える事ができるのです。45

多くの医学研究者は、CB1受容体のアンタゴニスト(拮抗剤)として働くCBDが、2型糖尿病などの代謝性疾患の治療に役立てる事ができると考えています。つまり、CBDオイルは代謝率を高め、糖尿病による肥満を解消する事ができる可能性がある成分だという事です。6

糖尿病のためのCBD – どれくらいの量を摂取するべき?

自分に合ったCBDの摂取量を知るために押さえるべきポイントが、いくつかあります。中でも代表的なものは以下の通りです。

  • 健康状態や不調の度合い
  • 不快感の度合い
  • 代謝
  • CBDに対する反応
  • 体重
  • カンナビスに対する過敏性
  • 体質(服用している薬の情報を含む)

レオナルド・ライノフ、ジュリアーナ・バーンバウム著『CBD: A Patient’s Guide To Medical Cannabis』では、自分に合ったCBD摂取量を特定するための方法が提示されています。この方法は、徐々に摂取量を増やしていく事で自分の求める効果が得られるのに十分な摂取量を特定していくというもので、

著者のライノフ氏とバーンバウム氏によれば、糖尿病にはまずはマイクロドースと呼ばれる極微量の摂取から始めることが最適だという事です。マイクロドースと、お持ちのCBD製品の適切な摂取量についてより詳しく知りたい方は、こちらのCBDの摂取量に関する記事をお読みください。

CBDと糖尿病の関連性を調べた研究

CBDオイルが持つ糖尿病への治療効果に関しては、予備研究と先端的研究の両方が行われており、それらの研究のほとんどが、糖尿病の予防、管理、治療にCBDが有効であると示す結果が報告されています。7

研究に携わった医師や研究者達は、人の体のほぼすべての部位にカンナビノイド受容体が存在しており、膵臓もその例外ではないと主張しています。また、別の研究によればCB1受容体はインスリンの産生にも大きく関係しており、糖尿病に関連する疾患や症状の治療にも役立つ事が示唆されています。8CBDの治療効果は多岐にわたりますが、糖尿病に対しては、体が血糖の調整を行うサポートをします。

また、CBDオイルはインスリンの分泌量を増加させることに加え、すでに糖尿病を発症している患者にも安全に使用できるという研究結果もあります。さらには代謝率を向上させ、カロリーが十分に消費されるようになります。重度の2型糖尿病では、しばらくすると激しい痛みに襲われることもありますが、CBDには高い鎮痛作用があるため、こうした痛みの軽減にも用いる事ができる可能性があります。9

糖尿病のためのCBD:まとめ

糖尿病は、現代において最もよく見られる病気の一つとして数えられており、約4人に1人が罹患しているとも言われています。ところが、その内のほとんどは、末期に進行するまで自分が発症している事に気づきません。発覚が遅れると、発現する症状もより多くなります。CBDオイルには、糖尿病予防だけでなく、糖尿病関連の疾患に対しても治療効果をもたらすという事が、多くの研究により明らかになりました。

糖尿病に対してCBDオイルを使用することについては、まだ多くの研究の余地が残されていますが、数々の深刻な副作用を伴う他の一般的な治療法と比べると、CBDオイルは極めて安全かつ、多様な治療効果をもたらす有効な治療薬だという事が出来るでしょう。

参考文献

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  3. Weiss, L. et. al (2006). Cannabidiol lowers incidence of diabetes in non-obese diabetic mice. Autoimmunity, 39(2), pp.143-151. []
  4. Nagarkatti, Prakash, et al. „Cannabinoids as novel anti-inflammatory drugs.“ Future medicinal chemistry 1.7 (2009): 1333-1349 []
  5. Di Marzo, Vincenzo, Fabiana Piscitelli, and Raphael Mechoulam. „Cannabinoids and endocannabinoids in metabolic disorders with focus on diabetes.“ Diabetes-Perspectives in Drug Therapy. Springer, Berlin, Heidelberg, 2011. 75-104. []
  6. Grotenhermen, Franjo, Markus Berger, and Kathrin Gebhardt. Cannabidiol (CBD): Ein cannbishaltiges Compendium. Nachtschatten Verlag, 2015. []
  7. Weiss, L., et al. „Cannabidiol lowers incidence of diabetes in non-obese diabetic mice.“ Autoimmunity 39.2 (2006): 143-151 []
  8. Grotenhermen, Franjo, Markus Berger, and Kathrin Gebhardt. Cannabidiol (CBD): Ein cannbishaltiges Compendium. Nachtschatten Verlag, 2015. []
  9. Weiss, Lola, et al. „Cannabidiol arrests onset of autoimmune diabetes in NOD mice.“ Neuropharmacology 54.1 (2008): 244-249. []

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With close to two decades of successful stint in the Media industry, I felt I was surely missing a piece in my life puzzle. I took a break and set out to seek the purpose of my life. I travelled, lived out of a suitcase, let things flow into life without resisting, and after five challenging years, I found my rhythm. I love to write about Cannabis and Health and try my best to simplify esoteric concepts into simple ideas for life.

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