CBDは犬の健康に役立つ?

CBD oil for dogs can be used as an alternative medication for dogs that suffer from ailments such as seizures, anxiety, stress, arthritis, back pain, gastrointestinal issues or cancer symptoms among other diseases. Dr.Adam Christman, an award-winning veterinarian and a board member of the New Jersey Veterinary Medical Association in an interview stated that CBD oil can he effective when relieving dogs’ anxiety, cause by fireworks, for example.

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CBDによる耳鳴り改善:

スポーツ試合の声援やコンサートの音楽などの大音量に晒されると、耳鳴りと呼ばれる耳の中で音が鳴っている様な現象が起こります。

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PTSDのためのCBD – 心的外傷後ストレス障害

人生はジェットコースターの様なものです。素晴らしい出来事が起きたかと思えば、その直後に最悪な瞬間を迎えたり、様々な転機に溢れています。そうした人生において突然起こる困難な出来事やトラウマになるような経験は、その後の人生に大きな傷を残します。PTSDを発症する原因は数多くありますが、最も多く見られるきっかけは、戦争、性的暴行、または暴力的な犯罪に巻き込まれ、被害を受けてしまう事です。

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カンナビス・サティバ – サティバ種について

あまり知られていない事ですが、実はカンナビスと一言で言ってもその種類は多様で、サティバ、インディカ、そしてハイブリッドの3つの大きなグループに分けられます。ハイブリッドは、サティバとインディカの混合種です。

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依存症治療のためのCBD

依存症は、ほとんどの医学会で疾患と定義されており、糖尿病、がん、心臓病などと同様に、生活習慣、環境、生物学的な要因の組み合わせによって引き起こされますが、その約半分は遺伝的要因であるといわれています。依存症を治療せずに放っておくと、他の身体的・精神的疾患を併発し、医療機関での治療が必要になり、さらには深刻な後遺症が残ったり、命の危険が及ぶ場合もあります。 こうしたリスクを抱える薬物・アルコール依存症は、有害だと知っていても薬物やアルコールに身体的、心理的に依存してしまうことを特徴とする、れっきとした脳の病気なのです。依存症患者は、自分の問題を十分に認識している場合がほとんどですが、それでも止めることができないジレンマを抱えています。薬物・アルコール依存症は、薬物やアルコールを長期にわたって乱用することで引き起こされます。また、治療が効果的でないと再発する可能性が非常に高いことから。再発性疾患とも言われています。薬物乱用をしてしまうきっかけは様々で、仲間からのプレッシャー、うつ病、薬物の入手のしやい環境要因など多岐に渡ります。 米国では、2017年にトランプ大統領によって、オピオイド依存症は公衆衛生上の緊急事態であると宣言されました。現在この問題は、オピオイド危機として認知されています。また、2015年には処方薬である鎮痛剤の過剰摂取によって20,101人もの人が死亡し、このうち1万2,990人は、ヘロインの過剰摂取によるものだと発表されました。さらに2016年にアメリカ合衆国保健福祉省が発表したオピオイドの過剰摂取による死亡者数は42,000人でした。これらの統計結果は、にわかに受け入れがたいものです。 この数年間で、多くの研究者たちがカンナビスに含まれる化合物であるカンナビジオール(CBD)の依存症治療における有用性について調査を進めており、すでにその治療効果を示唆する結果が発表されています。しかしながら、米麻薬取締局(DEA)はいまだにCBDをスケジュール1に分類しており、乱用リスクが懸念されています。それにもかかわらず、29もの州が医療目的としてのカンナビス使用を合法としています。 薬物として認知されてきたカンナビスに含まれる成分が、どうして薬物依存症を治療する事ができるのかと疑問に思う人は多いかもしれませんが、CBD単体には、依存症の原因となる脳内の神経経路を修正し、欲求や離脱症状を軽減する働きがあるのです。医療用カンナビスの乱用は、適切なタイミングでの診断と治療がなされていない事で起こり、カンナビノイド過嘔吐症候群につながる恐れがあるため非常に危険です。 依存症にCBDが有効だと言われている理由 驚く人も多いかもしれませんが、CBDが様々な疾患に対して治療効果を有しているという事実は、すでに多くの研究結果によって証明されており、代表的なものではてんかん発作、炎症、慢性的な痛みなどに対する抑制効果が臨床研究などで実証されました。また、がん患者の吐き気など、化学療法の影響を軽減するためにもCBDは使用されています。 CBDが依存症治療薬として有効だとされる理由の一つに、向精神性作用を持たない事が挙げられます。つまり、カンナビスの摂取によってもたらされる「ハイ」な状態の要因となる成分であるTHC(テトラヒドロカンナビノール)とは違い、不要な精神活性を起こす事なく治療効果を得る事ができるのです。また、興味深いことにCBDにはTHCの向精神作用を中和する効果があることもわかっています。これは前述の通り、CBDは脳内の神経経路を修正して、欲求や禁断症状を抑える働きがあるためで、これにより、CBDによる依存症治療を受けると薬物を欲しなくなり、再発のリスクが低くなるのです。 依存症治療にCBDを使用するメリット 依存症治療薬としてのCBDの治療効果は無限大です。まず、CBDは依存症によって沸き起こる渇望を抑えるため、依存対象の誘引にさらされた時でも我慢する事ができる様になります。オピオイドやアルコールの依存症から立ち直った患者の85%は1年以内に再発するというデータがあるため、このCBDの効果が再発を防止する事が期待されています。1 また、CBDはオピオイド依存で起こるの離脱症状の軽減にも役立ちます。 もう一つの代表的な効果に、オピオイド依存に陥った人の不安を大きく軽減する、抗不安作用があります。現在多くの研究者達は、CBDの不安レベルを軽減する力がオピオイド依存症を改善し、結果的に再発の可能性を減らすことができると考えています。具体的には、CBDが脳内にある5HT1-Aセロトニン受容体を部分的に活性化させ、気分の安定につながるといわれています。 最後に、CBDはオキシコンチンやバイコディンなどの他の薬物とは異なり、それ自体に依存性がないというメリットがあります。2 関連記事:CBDは禁煙に役立つのでしょうか? 依存症治療としてCBDを使用した際の副作用 CBDオイルを使用することによる副作用は、吐き気、下痢、眠気などですが、こうした症状はまれで、程度も依存症治療で使用される従来の処方薬に比べれば極めて軽度なものばかりです。CBDの副作用についての情報はこちらで詳しく説明しています。 依存症に対するCBDの投与量 依存症治療のためにCBDを使用するにあたって、適切な摂取量を知るにはどうすればいいのでしょうか。当サイトでは、CBDの専門家ライノフ氏とバーンバウム氏の著書「CBD:A Patient’s Guide to Medicinal Cannabis」の中で紹介されているステップアップ法を推奨しています。3 CBDの正しい摂取量についてより詳しく知りたい方は、CBDの摂取量の記事をご覧ください。 CBDで依存症を改善するには、どのように使用すればいい? CBDは、オイル、タブレット、ベイプ、エディブルなど、さまざまな形態で販売されています。CBDオイルはこれらの中で最も広く使われているタイプですが、長く使っていくことを考えると、自分が最も使いやすいと感じるタイプを選ぶのが一番かもしれません。 CBDを使用した本態性振戦患者の体験談 雑誌『Men’s Health』に掲載された、首の怪我を負ったチェさん(仮名)の体験談を紹介します。チェさんは背骨の椎間板を脱臼してしまい、鎮痛のためオピオイドを含むオキシトシンを投与されました。程なくしてチェさんはオピオイド依存になってしまい、乱用していることに気づいた医師はすぐに処方を止めました。その後、別の方法で薬を入手したチェさんは、7年間にわたってオピオイド依存に苦しむこととなりました。カンナビスを吸うなどして脱却を図りましたが、オピオイドへの渇望は消えませんでした。そこで、新たな選択肢としてCBDの使用を始めたところ、依存症が改善されていきました。彼は、1日1回33mgのCBDカプセルを処方され、継続的に服用することで欲求が完全に消え、生活が正常に戻ったと言っています。4 依存症とCBDに関する研究で明らかになったこと フリードベルト・ウェイス氏の主導によるCBD研究では、CBDが依存症に対して治療効果を持つという結果が示されました。5 この研究は、条件付きのコカイン依存症またはアルコール依存症のラットを対象に行われました。ラットには、CBDを混ぜたジェルを1週間毎日与え、一般的な依存症の再発のきっかけがあった時にどう反応するかを検証しました。 結果として、多くのラットが誘因となるきっかけに反応せず、CBDが再発リスクを減らすことを証明しました。さらに、CBDを摂取したラットは、依存症の症状である不安感や衝動性が抑制されていました。この研究結果は、CBDが依存症治療に有効であることを証明するの十分すぎる成果を上げたとして、高い評価を得ました。 結論として、長期的な薬物再発防止のための治療を受けずして依存症を克服する事は極めて難しいといわれている中で、CBDオイルがその最善の手段として大きな可能性を秘めているという事が言えるでしょう。 参考文献 Foster, L. (2019). Understanding Addiction Relapse. [online] EverydayHealth.com. Available at: https://www.everydayhealth.com/addiction/understanding-addiction-relapse.aspx. [↩]Expert Committee on Drug Dependence (2018). CANNABIDIOL (CBD). [online] World Health […]

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クローン病治療のためのCBD

CBDがクローン病治療に効果的と言われている理由 CBDは、カンナビスと呼ばれる植物から抽出された天然の化合物で、様々な病気や症状に大きな治療効果をもたらすと言われています。これまでに行われたいくつかの研究によって、CBDが消化管の感染症や病気を改善する事が明らかになりました。 クローン病の治療にCBDが有効な理由としては、この病気が消化管で発生するためだと言われています。あるCBDに関する研究によると、CBDは、主に胃、脳、大腸、小腸などに存在するCB1受容体、1 2 CB2受容体、セロトニン受容体といった様々な受容体に影響を与える事がわかっており、CBDが体内に入るとこれらの受容体を刺激して、吐き気、胃酸過多、嘔吐などを予防します。 クローン病治療のためのCBD摂取量 CBDの摂取量に関しては、レオナルド・ライノフ氏の著書「CBD – A Patient’s Guide to Cannabis」を参考にすると良いでしょう。3 特に、まだCBDを摂取した事がなく、自分にどの様な効き目をもたらすのかわからない初心者の方にはお勧めです。 自分の症状に合った正しいCBD摂取方法については、CBD摂取に関する記事をご覧ください。 クローン病の治療にCBDを使用するには? 個人的にCBDを治療に使用したい場合は、必ず専門の医療機関に相談してください。CBDに理解のある医師であれば、現在の体調、体質、そして病状などを客観的に考慮した上で、クローン病治療のための最適な摂取方法などのアドバイスをもらえるでしょう。 現在CBDは、オイル、タブレット、ベイプ、エディブルなど、さまざまなタイプで販売されています。中でも、CBDオイルはこの中で最も人気のある製品タイプですが、長く使っていくことを考えれば、自分が一番使いやすいと感じるタイプのCBD製品を購入するのがいいのかもしれません。 クローン病に対するCBDの治療効果を調べた研究 非営利団体The Crohn’s and Colitis Foundation of Americaによって行われたカンナビノイドとクローン病に関する研究では、カンナビノイドはクローン病の治療に非常に有効である事が実証されました。4 そして、その治療効果は、従来のクローン病による炎症やその他の症状に対する治療と比べても同等かそれ以上であると結論づけています。 クローン病には、根本的な治療法がないといわれてきました。しかし、CBDはこの病気の症状を極めて効果的に改善するという事が明らかになりました。しかもその効果は、これまで長く使われてきた処方薬を上回り、副作用に関しても従来の医薬品とは比べ物にならないほど軽度なものであるため、CBDがクローン病治療薬として処方される日が来るのも、そう遠い日ではないかもしれません。 参考文献 Esposito, G., Filippis, D., Cirillo, C., Iuvone, T., Capoccia, E., Scuderi, C., Steardo, A., Cuomo, R. and Steardo, L. (2012). Cannabidiol in Inflammatory Bowel Diseases: A […]

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多発性硬化症(MS)治療のためのCBD

多発性硬化症(MS)は、中枢神経系に影響を及ぼす自己免疫疾患の中でも最も一般的な神経性の疾患の一つで、若年層から中高年まで、幅広い年齢層で見られるのが特徴です。 この病気は体を容赦無く蝕んでいくため、一度かかると一般的な日常生活を送ることが非常に困難になってしまいます。発症すると、程なくして働けなくなったり、常に助けや介護が必要になるほどに症状が進行します。多発性硬化症を発症した人の多くは、筋肉の衰弱によるけいれんや手足の硬直などによって生活の質が著しく低下してしまいます。 多発性硬化症の一般的な症状 運動の制限 疲労感 痛み 感覚障害 麻痺 膀胱機能障害 痙性 アメリカのテレビタレントであるモンテル・ウィリアムズは、自身の多発性硬化症の症状を改善するために、医療用のカンナビスを使用していることを公言しています。彼は著名な医療カンナビス容認派で、何十年にもわたってCBDの合法化を訴えてきました。こうした声は、多発性硬化症患者の間で年々大きくなってきています。 多発性硬化症にCBDを使用する際に考えられる副作用 CBDは天然の化合物であるため、副作用が非常に少ないと言われています。そうは言っても、その他の治療薬と同様、幾つかの副作用があります。1 これまでに報告されているものは、ドライマウス、低血圧、もうろう状態、眠気などです。 ドライマウスに関しては、水を摂取する事で簡単に改善する事が可能です。また、高濃度のCBDを摂取する場合には、同時に服用しているその他の医薬品の効果を低下させてしまうため注意が必要です。この問題は副作用として数えられる事がありますが、用量を調節する事で容易に対策する事が出来るため、注意して使用する分には心配する必要はないでしょう。 関連記事: CBDオイルの副作用:総合ガイド 多発性硬化症の治療に最適なCBDの摂取量 CBDの効き目や反応は個人によって異なるため、最適な摂取量も人によって変わってきます。 レオナルド・ライノフ、ジュリアーナ・バーンバウム著『CBD: A Patient’s Guide To Medical Cannabis』では、自分に合ったCBD摂取量を特定するための方法が提示されています。2 その方法とは、1日あたりの摂取量を期待する効果が得られるまで徐々に増やしていくというものです。ライノフ氏とバーンバウム氏によれば、まずはマイクロドースと呼ばれる、極微量の摂取から始め、慎重に摂取量を増やしていく事で、適切な摂取量を安全に知る事ができます。摂取量の違いやCBDオイルの正しい摂取方法について詳しく知りたい方は、こちらのCBD摂取量ガイドをご覧ください。 CBDの使用方法 CBDには、いくつか異なる使用方法があります。最も一般的なのは、スポイトで口の中に含むCBDオイルですが、このほかにもCBD抽出液や錠剤タイプもあります。また、CBDリキッドを電子タバコで吸入摂取する方法も人気です。また、筋肉や関節の痛みの緩和にはCBDオイルが配合されたクリームやバームタイプが最適です。 CBDが多発性硬化症の治療に有効である事を示した研究 特定のカンナビノイドが、多発性硬化症やその他の神経変性疾患のけいれん症状を軽減することは、豊富な前臨床および臨床の研究データが十分に示しています。3 また、神経障害性疼痛に対するカンナビノイドの治療効果を調べる研究では、4 CBDの入った経口スプレーとプラセボ(偽薬)の経口スプレーを数週間させた結果、CBDを摂取した患者グループの大多数が、プラセボを摂取した患者よりも痛みが軽減したと報告しました。 多発性硬化症(MS)治療のためのCBD – カスタマーレビュー I can only give Nordic Oil the best score “All I can do is give Nordic Oil the highest […]

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ヘンプの歴史

ヘンプの歴史は、1万年にもおよびます。炭素年代測定の結果によると、ヘンプは紀元前8,000年頃にはすでに使用されており、1 イギリス史においても、紀元前800年頃にはすでにヘンプの栽培が行われていたという記録が残されています。16世紀には、ヘンリー8世がイギリス海軍の艦隊の装備の材料となるヘンプを大量に栽培するよう、農民に義務付けました。成長したヘンプの高さは30〜45cmほどになり、密度の高い繊維質の茎で自らの体重を支えています。 ヘンプは主に北半球に広く分布しているカンナビス・サティバと呼ばれる植物の一種で、多様な製品を工業的に利用するために栽培されています。この種は、脳の働きを変化させる陶酔作用を持つTHC(テトラヒドロカンナビノール)の濃度が低く、安全性の高い有効成分であるCBD(カンナビジオール)の濃度が高いのが特徴です。 ヘンプはどんなことに使われる? 冒頭で触れたように、ヘンプ使用の歴史は長く、人類は古代よりこの植物を様々な形で生活に役立ててきました。イギリスにおいては、戦艦やその部品の製造に利用され、そして現在でも、現代ならではの用途で使用され続けています。 東洋におけるヘンプの歴史 アジアで初めてカンナビスの栽培を始めたのは、中国でした。2 中国はこの植物を様々な用途で利用しましたが、最も盛んに行われていたのは医療への応用でした。当時の文献には、ヘンプの根を血栓や感染症の治療に使用していた記録が記されています。3 また、ヘンプのその他の部位は抜け毛予防や胃痛の緩和に使用されていたようです。4 これらの治療効果は、医学がより発達した現代の研究によって科学的に証明される事となりました。 現代では更なる研究が行われ、ヘンプに秘められたその他多くの健康上のメリットが発見されているため、より多彩な使用方法で活用されています。例えば、ヘンプには脂肪酸やアミノ酸が豊富に含まれているため、実の部分は麻の実ナッツとして、一般的なナッツと同様に食べられています。 また、ヘンプは食用油の原料としても使用されており、現在では多くの家庭でヘンプシードオイルという名前で親しまれています。この植物から作られたオイルには多くの健康上のメリットがあり、日常的に使用する食用油にヘンプシードオイルを選ぶ人は年々増えています。 ヘンプは、ペットフードにも使用されています。猫にヘンプ入りのキャットフードを与えると、毛並みが健康的な艶を帯びるようになったり、犬、牛、馬に対してはサプリメントとして使われていたりします。 肌の健康を保つためにも、ヘンプは役立ちます。ヘンプが配合されたローションは、肌に栄養と潤いを与えます。カンナビスに含まれる必須脂肪酸が乾燥でひび割れた肌を改善してくれるのです。ヘンプから作られるヘンプオイルは、多くの油性製品の製造の元となります。例えば、塗料にもヘンプオイルが使われますが、この場合他の油で作られた塗料よりも耐久性が高くなるため長持ちします。また、ヘンプオイルには毒性がないため、環境にも優しいという利点があります。 世界中で使われているヘンプ(麻) 西洋では、ヘンプは麻という繊維の原料として繊維産業で利用されており、手触りが似ている綿より耐久性があるため、より幅広い用途の布地を作るのに使われています。世界最古の織物やジーンズ、そして初めて作られたアメリカ国旗も麻から作られました。綿が登場するまでは、衣料品業界での主流はこの麻だったのです。 あまり知られていない事ですが、ヘンプオイルは1870年代に石油が発見されるまで、燃料としてアメリカの多くの家庭で使用されていました。興味深いことに、今日ではディーゼルエンジンで使用されるガソリンに代わるバイオ燃料の原料として、ヘンプオイルが使用されるようになりました。5 バイオ燃料は、一酸化炭素のような温室効果ガスを発生させないため、環境にも優しいと言われています。 また、ヘンプはプラスチック製品の代わりとしても注目を集めています。現在売られているもののほとんどは、プラスチックの袋に包まれています。プラスチックは生分解性ではないため、捨てられるとそのまま分解されずに残り、環境を汚染し続けますが、天然素材であるヘンプは自然界で分解されるため、こうした容器を製造するための原料としては理想的なのです。 ヘンプが合法な国は? 工業用ヘンプは、健康食品として販売されているカンナビス製品の原料とは品種が違うため、注意が必要です。ヘンプに関しては、合法化されている国もあれば、ヘンプ製品の使用を違法としている国もあります。 関連記事:CBDが合法な国は? ヘンプはどのような効果をもたらす? カンナビスの種子は驚くほど栄養価が高く、種子の30%以上が脂質で、その中にはα-リノレン酸や脂肪酸が豊富に含まれています。また、多くの効能を持つガンマリノレン酸や心血管疾患のリスクを軽減するオメガ3脂肪酸なども含まれています。 ヘンプから抽出されるカンナビジオール(CBD)は、現代の医学における、最も重要な発見のひとつだと言われています。CBDは、ヘンプに含まれる天然化合物で、人や動物の抱える数多くの病気や症状の治療に役立つとして、医学の世界で最も注目されている有効成分です。 また、ヘンプの成分は心臓病治療にも有効性がある事が研究によって明らかになっています。6 ヘンプの種子には、体内の硝酸の生成に使われるアルギニンと呼ばれるアミノ酸が含まれており、この硝酸は血管を拡張・弛緩する働きがあるため、ヘンプを摂取する事で血圧が下がり、心臓病のリスクを抑えます。 また、ヘンプは消化を促すため、クローン病などの消化器系の疾患を治療するためにも使用されます。食物繊維は、普段の食生活において消化を助ける役割を担っていますが、ヘンプシードには、不溶性食物繊維が80%、水溶性食物繊維が20%含まれています。水溶性食物繊維は、消化器系細菌の貴重な栄養源となることに加え、血糖値を抑えたりコレステロールの調整も行います。一方で不溶性食物繊維は、糖尿病の発症リスクを低下させる効果があると言われています。 ヘンプとCBDに関する医学研究 これまで、何百ものCBDが体にもたらす関する研究が行われてきました。7 8 その研究の多くは、CBDが人の体に有益である事を示す結果を残しています。その証拠として、世界保健機関(WHO)が2018年6月に発表したCBDに関する最新情報では、以下のように述べられています。9 「CBDは摂取しても安全な成分であり、まれに起こる下痢、食欲の変化、疲労感などの副作用は、CBDがもたらすメリットとは比較にならないほど軽微なものだ」 実際、CBDと同等の効果を持つ医薬品は、CBDよりもはるかに重篤な副作用を引き起こすものばかりです。副作用が少ないということは、患者が安心して治療に専念できるということです。そのため、薬を服用するときは、常に副作用について気をつける必要があるでしょう。 カンナビスという植物は、古くから人間や動物に多くの恩恵を与えてきました。常に科学技術に頼って健康を保とうとしてきた結果、高い副作用にも悩まされるようになった現代だからこそ、私たちが考えている以上に多彩な薬効を持つこの植物の種子の可能性に、今一度目を向けるときなのかもしれません。 参考文献 Zatta, A., Monti, A. and Venturi, G. (2012). Eighty Years of Studies on Industrial Hemp in the Po Valley […]

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酒さ治療のためのCBD:CBDが酒さにもたらす効果

カンナビジオール(CBD)は、酒さと呼ばれる、顔中央の皮膚が炎症を起こして赤くなる慢性的な皮膚疾患の治療に有効だと言われています。 酒さは、皮膚に赤い斑点、隆起、発疹などができる事で外見に影響を与えるために、様々な社会心理的な問題を引き起こします。1 古くから言い伝えられている伝統的な治療法はありますが、そのいずれもが根本的な治療にはつながりません。しかし、CBDと呼ばれる成分がこの疾患の効果的な治療法になる可能性がある事が、最近の研究で明らかになりました。本記事では、酒さに対するCBDの効果、使用方法など、この疾患とCBDに関するあらゆる情報をまとめ、この天然のカンナビノイド成分の将来について考えていきたいと思います。 酒さとは? 酒さとは、顔面の中央が紅潮する状態が続く、慢性的な皮膚疾患で、2 そのままにしておくと炎症を起こした皮膚血管がさらに拡大して赤みが強くなり、さらには顔に小さな炎症性の隆起が生じたり、涙目のような結膜充血が起こったり、皮膚が乾燥してかゆくなったりします。顔は体の中で最も目立つ部分です。そのため、この疾患を患う事で身体的な不快感だけでなく、不安や自尊心の減退などの心理的影響も起こり、日常生活の質の低下や、社会的に差別や偏見に苦しむ人も少なくありません。 酒さに悩む人が最も多い年齢層は30〜50代で、男性は重症化する傾向にある一方で、罹患率は女性の方が高い事が特徴です。酒さの直接的な原因はまだはっきりと解明されていませんが、免疫系が一因であると考えている専門家が多く、また、ストレス、薬物、日焼け、天候などの環境要因も大きく関係しているようです。3 さらに興味深いことに、全体の約3分の1が家族内発症だといわれており、遺伝的な要因がある事も示唆されています。 現在医療機関で行われている酒さ治療は、基本的に症状改善が目的であり、根本治療を目指す治療法は導入されていません。最も一般的な治療法は、外用クリームタイプのメトロニダゾールなどの抗生物質をで皮膚に塗布するか、飲み薬として服用する薬物治療です。また、ステロイドクリームが処方されることもありますが、いずれの薬も、吐き気、炎症、じんましんなどの副作用を伴います。より極端な治療法としては、レーザーで血管のサイズを小さくし、皮膚の赤みを抑えるという手術もあります。 CBDが酒さを改善するメカニズム CBDは、カンナビスから抽出される向精神作用を持たない有効成分で、抗炎症作用や抗酸化作用などの多様な治療効果がある事がわかっています。CBDがこのような作用をもたらすのは、私たちの体内に備わっているエンドカンナビノイドシステムが大きく関係しています。エンドカンナビノイドシステムとは、CBDなどのカンナビノイドと呼ばれる化合物と相互作用して体内のあらゆる部分のバランスを調節している、体の健康の軸となる機構です。たとえば、ストレスホルモンのレベルが上昇するなどして体内システムのバランスが崩れると、CBDはエンドカンナビノイド受容体をその場合に応じて抑制したり活性化させたりして関連する症状を緩和します。 意外にも、酒さを引き起こす原因の一つに不安感が挙げられます。CBDオイルは抗不安作用があるため、酒さによるストレスを和らげるという意味で治療に役立つ可能性があります。同様に、過剰な免疫反応もこの皮膚疾患の原因であると考えられており、皮膚に生息する微小なダニや、腸内細菌の一種であるヘリコバクター・ピロリ菌が免疫系を刺激する事で血管が拡張し、皮膚表面に腫れや赤みが現れます。広く知られているCBDの持つ抗炎症作用は、こうした原因によって引き起こされる炎症を抑え、同時に痛みを軽減します。4 また、前項で触れた抗酸化作用によって、酒さの症状を悪化させることで知られる太陽光線から肌を守ってくれます。 関連記事:不安障害のためのCBD 酒さ治療としてのCBDの使用方法 CBDオイルを酒さ治療のために使用する場合、以下のような使用方法が考えられます。 残念ながら、現段階では酒さに対するCBDの最善の用量・用法を判断するための情報が揃っていません。その理由の一つとして、アメリカではつい最近までこの分野の研究が違法だったためにまだ十分な研究結果が集まっていないという事が挙げられます。ただ、舌の裏に含ませたり、食べ物と一緒に摂取したりするという一般的な方法でこのカンナビノイドと呼ばれる天然の化合物を摂取する限りにおいては、極めて安全に使用する事ができるでしょう。 CBDオイルの経口摂取は、バイオアベイラビリティー(血流に吸収される割合)が低くなる傾向にありますが、かといってCBDそのものを単独で摂取すると、逆に有効成分の摂取量が減少する事がわかっています。その理由としては、消化器系の酵素がCBDを代謝物質に分解し、濃度が低下してしまうためです。このため、消化器系を迂回して吸収させることができる舌下摂取がより効率的な摂取方法だと言われています。この方法でCBDを摂取する場合、飲み込む前に1~2分間、舌の裏にオイルを含ませて吸収を待つとより大きな効果が期待できるでしょう。 CBDオイルは通常、30ml容器の中にはスポイトが入っている状態で販売されています。睡眠調節のためのホルモンであるメラトニンなど、他のサプリメントと同時に摂取する事で更なる効果を得る事もできます。また、最適な濃度は用途によって異なり、スポイトひと吸いあたり17mgのCBDを含むものから、最も濃度の高いものではひと吸いあたり84mgのCBDを含むものまであります。 酒さ症状がある顔面にCBDを使用する方法 通常、CBDオイルを顔に直接塗布する事で、酒さの症状が緩和していきます。お好みのCBDオイルを顔の症状が現れている箇所に数滴垂らし、優しく擦り込みましょう。また、数滴のCBDオイルをフェイスバームやクリームに混ぜて、フェイスクリームとして使用しても十分な効果が期待できます。 CBDと酒さに関する医学研究で明らかになったこと CBDの酒さに対する治療効果を検証した医学研究は限られていますが、CBDがこの皮膚病を治療できることを示唆する研究論文は多くあります。2018年に権威ある皮膚科学の専門サイトに掲載されたレビュー論文では、CBDが炎症と過剰免疫反応を大幅に低下させるなどして皮膚病に対して高い治療効果を発揮する可能性があるとしています。そして、炎症と過剰免疫反応は、酒さの原因となる症状であるため、CBDには酒さを治療する潜在的な治療効果があると考えられているのです。5 また、学術雑誌「The Journal of Clinical Investigation」に掲載された2014年の研究では、CBDが酒さとにた症状が現れるニキビに対して抗炎症作用をもたらすと発表されました。6 まとめ 結論として、CBDには、炎症や赤みなどの症状の緩和や、酒さの直接的な原因として疑われている免疫系の調節を行う力があり、酒さ治療に大いに役立つ可能性があるといえるでしょう。こうした治療効果を期待して、酒さ治療のためにCBDを摂取する場合は、食べ物と一緒に摂取する経口摂取や、舌の裏にオイルを垂らして吸収させる舌下摂取が最適な方法だと考えられています。CBDが酒さの諸症状を改善することは数々の研究によって明らかになっていることに加え、カンナビスに対する規制緩和の動きが高まっていることもあり、CBDと酒さに関する研究が今後一層盛んに行われていくことで7 参考文献 Tabassum, N. and Hamdani, M. (2014). Plants used to treat skin diseases. Pharmacognosy Reviews, 8(15), p.52. [↩]WebMD. (2019). What Is Rosacea?. [online] [↩]Mikkelsen, C., Holmgren, H., […]

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季節性情動障害のためのCBD

季節性情動障害はSADと省略して呼ばれるうつ病の一種で、 米国精神医学会によると、気分の落ち込みやエネルギーの低下などの、うつ病と似た症状が現れます。このような状態に陥る主な原因は日光不足だと言われており、日照時間が少なくなる秋から冬にかけて多く見られます。 秋になると、夕方の5時が、まるで夜9時かのように感じられるほど暗くなります。この季節、北半球では日照時間が短くなり、さらに極北の国では日照時間が全く訪れないという地域もあります。 暗い中で出勤し、ようやく仕事を終えて会社を出るとすでに日が落ちているという毎日は、考えるだけでも鬱屈としてしまいそうですが、光不足は、実際に睡眠、食欲、活動、性欲、不安、気分などを司る脳の一部に大きな影響を与える事がわかっています。そのため、もしこうした季節の変わり目に著しいエネルギーの低下や無気力感、行動や習慣の極端な変化を感じた場合は、季節性情動障害を疑ってみてください。 このような光不足の中で長期間生活をしていると、精神はすぐに影響を受け、気分の山や谷として現れてきます。また、食欲不振、急に甘いお菓子が食べたくなる、不眠、寝坊、自己評価の低下、自信過剰など、精神状態の異常が起こり始めます。 季節性情動障害は、1984年に精神科医のノーマン・ローゼンタールによって発見されました。 ローゼンタールは、温暖な国である南アフリカのヨハネスブルグから冬の厳しい米国北東部に移り住んだ後、共同で執筆した論文の中で「季節性情動障害」という言葉を初めて使いました。 研究データが示す事実 ヨーロッパで行われたうつ病についての大規模研究によると、SADはヨーロッパに住む人々の間で顕著に見られる症状であり、あいまいな診断を受けたり誤診されたりする場合が多いようです。1 また、SADは男性よりも女性が罹患する割合が高く、また18〜30歳に多いという事がわかりました。季節性情動障害を患っている人の中には、日常生活に支障をきたすほど強い症状を持っている人もいます。 関連記事:うつ病のためのCBD 季節性情動障害(SAD)の一般的な症状 季節性の希死念慮 不眠症 食欲不振 過剰な睡眠:日光を十分に浴びることができないため、メラトニン(睡眠ホルモン)の分泌量が増加する ビタミンDの欠乏 様々な活動への興味の喪失 孤独感 季節性情動障害の診断基準として、最低2年間大規模な季節性うつ病の症状が現れているという条件があります。そのような長期にわたる疾患を克服するには、十分なサポート体制が必要となってきます。 SADの治療法は様々ありますが、その内いくつかの代表的な治療法をご紹介します。 光療法 抗うつ薬の服用 CBD製品の使用 会話療法 上記の治療法の組み合わせ SADは、季節が変わり日照時間が長くなると自然に改善する事もありますが、中には集中的な治療が必要な場合も少なくありません。 光療法 光療法は、明るい光を発する箱の前に座って光を浴びる治療法です。治療の初期段階である1~2週間の間に1日あたり約20分以上光を浴びる事で、季節性情動障害の多くの症状が軽減し、患者の状態に良好な変化が現れます。 その後は、再発を防ぐために冬の終わりまで同じように光を浴びる治療を続けます。 抗うつ薬の服用 抗うつ薬は、うつ病、不安障害、慢性疼痛、まれに依存症などの治療に用いられる優秀な処方薬ですが、服用すると体重増加、頭痛、性機能障害などの深刻な副作用を引き起こしたり、期待する通りの結果が得られなかったり、誤用やプラセボ効果を引き起こしたりする可能性があるため、リスクも大きいと言われています。 CBD製品を使用する 季節性情動障害によって引き起こされる症状に対するCBDの有効性は、これまでの多くの研究によって裏付けられてきました。まず、CBDには不眠症と不安感を軽減する効果があります。2010年の研究では、社会不安に対するCBDの改善効果が認められました。2 また、2014年の調査では、CBDには抗うつ作用もあることがわかりました。3 近年、処方される医薬品の危険な副作用に対する危機感が高まったことで、古くから使用されてきた植物由来の成分が再注目されるようになりました。 CBDは、脳内のセロトニン受容体と結合することで不安定な気分を改善する作用があるという心強い結果が、これまでの研究や実験によって明らかになりました。メカニズムとしては、CBDは身体・精神のあらゆる機能を正常に保つ役割があるエンドカンナビノイドシステムと相互作用する事で、不安や抑うつ状態を和らげます。 SADに対しては、冬の間毎日の食事にCBDを取り入れることで、症状を効果的に緩和する事が期待できます。また、CBDを料理に混ぜ入れたり、CBDを混ぜた食材でお気に入りの料理を作って楽しむこともできます。 主なCBDの製品タイプは以下の通りです。 CBDオイル CBDカプセル CBDペースト CBDクリスタル CBDキャンディー CBDサプリ 会話療法 サウスアラバマ大学心理学教授のラリー・クリステンセン博士は、と会話両方について以下のように述べています。 「会話療法を受けると、うつ状態を克服するためのスキルを獲得でき、それは非常に勇気づけられる体験で、これによって長期間にわたる治療効果を期待できるのです」 また、認知行動療法(CBT)と対人関係療法も、SAD治療には重要な治療法で、多くの医療機関で広く採用されています。 認知行動療法では、ネガティブな思考の根本原因と、それが不安や抑うつにつながるプロセスを注意深く観察し、ポジティブな思考や行動、気分に置き換えることを意識的に繰り返し練習することで、認知の歪みを修正することを目指します。 対人関係療法では、他人との関わり方や、身体障害があっても社会的に成功して幸せな生活を送っている人について学ぶことを中心に行います。これにより人間関係が改善され、社会生活に前向きな変化をもたらす事で、さらにポジティブな感情が沸き起こり、治療がより効果的に進んでいきます。これらの治療法はいずれもうつ病の治療に対して、極めて大きな効果をもたらすと言われています。 複数の治療法の組み合わせ SAD患者の状態や重症度によっては、これまで紹介した治療法を組み合わせて対処する場合があります。 まとめ このように、心の病気や精神障害は、適切なタイミングで治療を開始して丁寧なサポートを継続する事が肝心です。ただ、治療法の選択以上に大事なのは、周りの家族が日常生活で、本人に寄り添い、耳を傾ける事です。心を病んでしまっている人に必要なのは、辛い気持ちに寄り添ってくれる理解者です。また、医療専門家も良き相談相手になってくれる場合がほとんどです。 […]

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CBDは筋肉弛緩剤として機能する?

本稿では、CBDが筋肉の痛みに対してにどのような働きをするのか、また、エンドカンナビノイドシステムに干渉することで筋弛緩剤としてどのように働くのかをわかりやすく解説していきます。 鎮痛剤は、中枢神経系を介してこうした化学物質が生成されるのを防ぎ、脳が痛みを認知するプロセスをブロックします。 これにより、実際には痛みの元が存在していても脳が痛みがないかのように錯覚するのです。 しかし、損傷が筋肉に起こっている場合は、鎮痛剤よりも筋弛緩剤を使用する方が効果的です。筋弛緩剤は、筋肉損傷箇所に作用し、コリや緊張を和らげ、痛みを軽減してくれます。従来の筋弛緩剤は天然ではない これらの医薬品は、いずれも有機合成反応によって人工的に作られるため、大きな副作用があります。そうしたリスクを避けたい人には、天然の筋弛緩剤として作用するCBDオイルがおすすめです。CBDオイルは、筋肉の痛みを効果的に和らげるという証拠も示されています。 CBD と エンドカンナビノイド システム(ECS) CBDは、神経伝達物質受容体と相互作用することで、健康に大きなメリットをもたらす天然成分です。人の体には、脳をはじめとする体内のあらゆる部位に、神経伝達物質であるエンドカンナビノイドに反応する、カンナビノイド受容体が分布しています。通常エンドカンナビノイドは体内で自然に生成され、末梢神経系と中枢神経系を通って脳に伝達されます。この機構の働きは完全には解明されていませんが、食欲、気分、痛みなどの心理的、認知的、身体的なプロセスを正常に保とうとする調節機能がある事がわかっています。 CBDは、カンナビスと呼ばれる植物から抽出されますが、エンドカンナビノイドと似た性質を持っているため、体内のカンナビノイド受容体にも同じような作用をもたらすのです。このエンドカンナビノイドに極めて近い構造を持ったカンナビノイドは、エンドカンナビノイドシステムが正常に働くのを助ける事で体内のあらゆる機能を調節する事ができるため、疾患や症状の治療に効果的だとされています。CBDが筋弛緩剤として筋肉の痛みを軽減するのに役立つと言われているのは、ここで言う「あらゆる機能」に、運動、痛み、精神安定も含まれている事が理由です。 手術の際に麻酔薬として使用され鎮痙剤は特に危険だと言われており、心拍数を変動させてしまうため、高齢者にはリスクの高い薬です。また、この薬の成分はオピオイド系のグループに属しているため、依存してしまう危険性もあります。それに対し、CBDが依存症をきたしたという事例は、一つも報告されていません。1 それどころか、CBDは依存症対策に役立つという研究結果が出ているほど、依存性とは縁遠い成分なのです。2 エンドカンナビノイドシステムとCBDとの強い結びつきが、筋弛緩効果を生み出す鍵になっていることは、すでに前項で触れました。では、具体的にはどのように結びついて筋弛緩の効果を生み出すのでしょうか。3 まず、過剰に収縮した筋肉をリラックスさせるためには、エンドカンナビノイドを十分に供給する必要がありますが、CBDは、痛みが発生したときに放出される化学物質の放出スピードを遅らせ、体内のエンドカンナビノイドの供給量を大幅に増加させます。このようにして、筋肉の弛緩を助け、痙攣を抑えるという2つの効果によって筋肉の痛みを軽減するのです。 オイルとチンキ 軟膏 ローション 関連記事:CBDの使用方法 完全ガイド 別の種類の痛みに対するCBD CBD製品は、違ったタイプの痛みの軽減にも幅広く応用する事ができます。 慢性疼痛は、改善が最も難しいとされるタイプの痛みと言われており、その名の通り、長期間にわたって慢性的に起こり、日常生活に大きな影響を与えます。英国薬理学会の主導した研究によると、CBDは様々なタイプの慢性疼痛を安全かつ有効に軽減することのできる成分であることが示唆されています。4 関連記事:CBDと痛み CBDの治療効果は数え切れないほどありますが、痛みに関するものだと関節炎、骨粗しょう症、多発性硬化症などの治療に大きな効果があるとされています。 筋肉の痛みのためのCBDオイル – まとめ CBDは、筋肉の痛みをはじめとするさまざまな病状に対して有効である事が数々の医学研究で明らかになっており、そうした研究の結果から、CBDが効果的な筋弛緩剤として普及していく事が示唆されています。カンナビスから抽出される天然成分であるCBDは、体内バランスを調節するエンドカンナビノイドシステムと相互作用してリラックス効果や筋弛緩作用をもたらすため、大きな副作用のない理想的な治療薬の可能性を秘めています。 正式に医薬品として承認されるためにはさらなる臨床研究が必要となるため、処方薬としてCBDを受け取る日はまだ先になりそうですが、現在でも実際に治療に役立てて効果を体感している人の声は多数見受けられます。医療応用をゆっくり待ちながら、こうした声を判断材料に、CBDの使用を検討してみるといいかもしれません。 筋肉痛のためのCBD – カスタマーレビュー For me – the best CBD product…  “For me, it’s the best CBD product on the market, I have tried some and […]

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CBDと心血管系

心血管系への治療薬としてのCBD 今回は、CBD(カンナビジオール)が心血管系にもたらす様々な健康上のメリットについて説明します。CBDとは、カンナビスと呼ばれる植物から抽出されるカンナビノイドで、全体の最大40%を占める有効成分です。 心血管系の機能とは 心血管系は一言で言うと、心臓と血管のネットワークで構成される、体の隅々まで血液を循環させるための機構の事で、リンパ管系と同じ循環器系の一つです。 心血管系には、他にもいくつかの重要な役割があります。例えば、ホルモンを制御したり、生殖のために勃起を維持したり、体温を調節したり、腎臓のフィルター機能によって塩分や不要な物質を排出したり、病原体から身を守るための抗体や免疫細胞の輸送をするなど、その役割は多岐に渡ります。 最も一般的な心臓病 心臓という器官が、前述の様な生命維持に関わる極めて重要な機能を持っている事を考えれば、心臓に影響を与える合併症が、病気における死因として最も一般的であるのは、不思議なことではありません。2020年にスペインの国立統計局(INE)が公表した報告書によれば、死亡原因の第1位は、全体の23%を占めている心血管疾患だと発表しており、がん(20,4%)や感染症(20,9%)の割合を上回りました。ただ、2020年に関してはCOVID-19の感染拡大が影響したこともあり例外的に割合が変動しています。そのため、この年の感染症による死亡者の67.5%がこのCOVID-19によるものだと言われています。 心臓病の罹患率が急激に増加した背景には、生活習慣の乱れが深く関わっています。長時間座る生活、ストレス、喫煙、偏った食事などが、健康を害する一番の原因であり、こうした不摂生に心当たりのある人は、積極的に改善に向けた取り組みをする必要があるでしょう。 ここからは、現代人に最もよく見られる5つの心疾患についてご紹介いたします。 CBDが心血管系に与える影響 – メリットと潜在的リスク 心血管系への理解が深まったところで、本題である、CBDと心血管系の関係性について掘り下げていきましょう。 CBDには、同様の植物から抽出されるTHC(テトラヒドロカンナビノール)とは異なり、多幸感や「ハイ」な状態にする向精神作用がありません。そのため、医療において、例えば統合失調症、てんかん、不安障害、多発性硬化症などに対してより広くポジティブな影響を与える成分として注目されています。基本的にCBDは、鎮静作用の働きと神経信号の流れを抑制する事による鎮痛作用の働きがあります。また、2007年にMolecular Cancer Therapeutics誌に掲載された研究では、CBDはCB1、CB2、バニロイドなどの受容体とは無関係に、単体でプログラム細胞死を促す事で乳がんの発生を大幅に遅らせることができると結論づけられています。1 CBDの医療応用の例は年々増加しており、科学者や研究者は、CBDの心血管系への治療効果について様々な角度から研究を進めています。そうした流れもあり、2012年には、ノッティンガム大学の3人の研究者による論文がBritish Journal of Clinical Pharmacology誌に掲載され、CBDが心血管系の治療に有効であるという証拠が示されました。2 これは、カンナビジオールが動脈に直接作用し、急性の血管弛緩を起こす事によるものです。こうした場面では、CBDは例えば高グルコースによる血管の損傷に対する保護剤として作用します。つまり、この研究結果でわかる事は、CBDの抗酸化作用と抗炎症作用が心血管系疾患の治療に有効に働いたという事です。 これらの研究で得られた前臨床データが総合的に評価され、その結果CBDが心臓疾患だけでなく末梢血管や脳血管に関係する疾患の治療に有効であるという事が、裏付けられました。現在のところ、この学説が最も有力なものとして認識されてはいますが、このレビューを行った研究者達は、この学説をより確かなものにするためには、さらなる研究が必要だと指摘しています。 現在わかっている事実 心血管系の問題が何らかの炎症によって引き起こされる事がほとんどだという事実を踏まえて行われた近年の研究により、CBDは抗炎症作用により心血管系の組織を保護する力があることが実証されています。 その一つに、2016年に国際的な研究チームによって実施された医学研究があります。3 この実験では、マウスにCBDを持続的に投与することで、心血管組織の炎症を軽減させる事に成功しました。それによって心不全の悪化のリスクが減り、それどころか元の健康状態に回復していくという大きな効果をもたらしました。以上の結果から、この国際共同研究ではCBDが心筋炎(心筋の炎症)の改善に役立つことが実証されました。 実は、その1年前の2015年には既に、中国の研究者たちがウサギを使った数回の実験によりカンナビジオールが心筋梗塞の回復を助けることを実証している事は、あまり知られていません。4 この実験では、心臓発作を起こした直後にCBDを投与されたウサギが、プラセボ(偽薬)を投与されたウサギよりもはるかに早く正常な状態に戻ったという結果が示されました。 反対に、CBDの持つ健康リスクについてですが、これに関しては取り上げる内容がほとんどないのです。CBDは、飲み合わせを気をつけながら慎重に摂取する限りにおいては、どんな病状・体質の人でも安全に使用できる成分であり、その安全性は世界保健機関(WHO)でも公式に認められています。5 留意点 現在心臓病の薬を服用している方は、CBDが薬と相互作用したり、処方薬の効果を低減させてしまう可能性があることにご注意ください。こうした問題を避けるためにも、CBDを摂取する前には医師に相談する事をおすすめします。 関連記事:CBDと医薬品の相互作用 CBDの使用方法 カンナビジオール(CBD)を摂取する方法は、主に以下の3種類に分けられます。 吸入摂取:この摂取方法では、ヴェポライザーと呼ばれる吸引器が必要となります。効果が即座に現れるというメリットがありますが、同時に持続時間が短いというデメリットもあります。当然ながらタバコと比べてもはるかに危険性が低いにもかかわらず、吸引している様子が似ているために、肺への安全性を疑問視する声もあります。 単純摂取:クッキーやワカモレ、ドリンクなどの食品にカンナビジオールを加えて摂取する方法です。この方法では効果はゆっくりとしたものになりますが、持続時間が長く、安定した効果が得られます。 舌下摂取:この方法はシンプルで、CBDオイルを数滴舌の裏に垂らし、1分ほど吸収を待ってから飲み込みます。 CBDの適切な摂取量については、当サイトのCBD摂取量ガイドをご覧ください。 最後になりますが、心血管系を保護して健康に保つには、CBDの含有量が多く、THCの含有量がゼロか出来るだけ少ないCBD製品を選ぶ事を強くお勧めします。この点において、CBDのカプセルやオイルタイプを推奨する専門家も多くいます。 参考文献 Caffarel MM, Andradas C, Mira E, Pérez-Gómez E, Cerutti C, Moreno-Bueno G, Flores JM, García-Real I, Palacios J, Mañes S, Guzmán M und Sánchez […]

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セリアック病のためのCBD:メリット・使用方法・摂取量

本稿では、セリアック病に対するCBDオイルの効果、使用方法、適切な摂取量を紹介していきたいと思います。 CBDは、THCと共にカンナビスと呼ばれる植物から抽出される有効成分ですが、その効果は大きく異なります。CBDは、抗炎症作用や鎮痛作用などの様々な効果や効能がある事から広く世界中で認知される様になった有効成分ですが、近年ではセリアック病の様な治療が難しいとされる病気の治療薬としての可能性が模索されています。1 2 3 セリアック病は、腸壁がグルテンに過剰に反応してしまう自己免疫疾患です。4 絨毛に大きな損傷が生じると、小腸が機能不全に陥り、通過する食物から栄養を取り込むことができなくなってしまうのです。その結果、栄養不足に陥り、ひどい場合は骨密度が低下したり、流産のリスクが上がったり、神経障害や不妊症などを引き起こすこともあります。その他の症状としては、下痢、腹部膨満感、異常なガスの発生、疲労感、体重減少、鉄欠乏性貧血、便秘、かゆみを伴う発疹、口内炎などと多岐にわたり、大変厄介です。 また、大人がセリアック病にかかると、関節炎、骨粗しょう症、肝障害、うつ病、発作、疱疹状皮膚炎など、他の疾患を併発してしまうリスクも上がります。5 CBDがセリアック病治療に効果的だと言われる理由 CBDは、カンナビス・サティバ (ヘンプ)と呼ばれる植物から抽出される、天然の化合物です。CBDがセリアック病の治療に効果的だと言われているのは、体内に備わっているエンドカンナビノイドシステムと効果的に相互作用するためです。この機構は、免疫力、睡眠、食欲、痛み、気分などの身体機能を制御し調節する内因性カンナビノイドと、CB1およびCB2カンナビノイド受容体から構成されています。 CBDは、これらの受容体の生成を助け、体の免疫系を高めてくれるため、エンドカンナビノイドシステムの機能改善により、痛み、炎症、食欲不振、胃腸管の炎症など、多くのセリアック病の症状が軽減されるのです。 セリアック病を患う人の中には、食欲不振や体重減少の原因となる吐き気を訴える人も少なくありません。CBDオイルには吐き気を抑える効果もあるため、吐き気が軽減される事により食欲も改善され、結果として代謝を高めることができます。6 また、多くの患者がグルテンフリー(グルテンを含まない)の食事を心がけますが、これは維持するのが非常に難しい事です。2003年に行われた、7 セリアック病とカンナビノイド受容体の関係性について調べた研究では、未治療の患者と1年以上グルテンフリーの食事を続けている患者では、未治療の患者の腸管内のカンナビノイド受容体の方がより広範囲に広がっていることが明らかになりました。この結果から、カンナビノイド受容体を標的にすることで、セリアック病の症状が緩和されるということがわかりました。 CBDはFAAH酵素(脂肪酸アミド加水分解酵素)の阻害剤であることが科学的に明らかになっており、8 このFAAH酵素を阻害することで、CBDは腸内の抗炎症作用を発揮します。 最近の研究によると、セリアック病が神経障害を引き起こす事がわかっていますが、9 CBDには神経保護作用および神経変性作用があるため、神経障害による痛みを効果的に軽減してくれるのです。10 11 また、痛みだけではなく、損傷箇所を修復し、神経の機能を改善する力もあるため、この点もCBDはセリアックの治療薬に適していると言われる理由です。 CBDをセリアック病に使用する方法 CBDオイルは様々な用途で使用する事が出来ます。セリアック病に使用する際に最も一般的とされるのは、舌下摂取です。舌下摂取は、舌の裏にCBDオイルを1滴垂らし、1分ほど吸収されるのを待ってから飲み込む方法です。 また、ペン型のVAPEを使用してCBDを吸引するなどの吸引摂取は、吸収が早く、即座に症状が緩和されるため、セリアック病の症状改善に適しています。体質やその他の疾患が理由でVAPEや舌下での摂取が難しい場合は、CBDカプセルによる摂取がおすすめです。 セリアック病へのCBD使用に関する医学研究 これまで、CBDオイルにはセリアック病に対する潜在的な治療効果がある事を説明してきましたが、残念ながら、この疾患に焦点を当てた研究は限られています。そのため、そうした研究結果を全て集めてもCBDがセリアック病治療に有効であることを完全に示すに足るデータは、現時点では揃っていません。ただ、希望の持てる研究結果もあり、その一つが、2011年の科学雑誌「PLOS One」に掲載された、セリアック病にCBDを使用することで腸の炎症が抑えられるという仮説を証明しようとした、イタリアの学者による研究です。12 この研究では、CBDは腸内の炎症反応を確かに抑制すると結論づけており、この抗炎症反応が、セリアック病によって引き起こされる腸の損傷を防ぐことにつながるとしています。 また、テラモ大学の研究では、エンドカンナビノイドシステムの具体的な特性を分析することを目的として実施されました。13 その結果、完全な結論は出ていないものの、エンドカンナビノイドシステムの機能不全とセリアック病の発症との間に何らかの相関関係があるという事が証明されました。 そうは言っても、セリアック病の症状に対するCBDの治療効果を解明するには、さらなる研究が必要となるでしょう。 CBDの正しい摂取方法 CBDオイルを摂取するにあたり、症状の重さや段階、CBDに対する体の相性や耐性など、事前に押さえておくべき大事なポイントがいくつかあります。また、CBDオイルの副作用はほとんどありませんが、万が一を考えて慎重になる必要があるでしょう。より詳しい情報は、CBDオイルの副作用ガイドをご覧ください。 自分の症状に最適なCBD摂取量を知るためには、テストとして少量を摂取し、症状改善の兆候が見られるかどうかを探る必要があります。CBD摂取量の目安に関しては、ライノフ氏とバーンバウム氏が、著書「CBD: A patient’s guide to Medical Cannabis」の中で提唱しているステップアップ方式を参考にする事をおすすめします。14 このステップアップ方式とは、最初はマイクロドースと呼ばれる低用量摂取から始め、症状に対して効果が現れるまで徐々に摂取量を引き上げていくという方法です。 このステップアップ方式についてのより詳しい説明は、こちらのCBDの摂取量ガイドをご覧ください。 セリアック病に対するCBDオイルの効果 – まとめ 炎症の抑制 痛み(神経障害)の軽減 食欲改善 消化管の炎症軽減 これまで行われた様々な研究が示す通り、CBDオイルがセリアック病に何らかの治療効果を与えるという事は明らかです。CBDオイルは、様々な症状に対して鎮痛作用があるだけでなく、神経系や免疫系の炎症を緩和する事ができます。また、食欲が増進し、睡眠の質も向上します。 これまでの内容からすると、CBDオイルを使用する事で、セリアック病に対する治療効果やその他の効能が得られるという事が自明の様に思えますが、やはり医療の分野で公式に認められるには、さらなる科学的研究を待つ必要がありそうです。それまでの間に家庭療法として今すぐ始められる事といえば、グルテンフリーの食生活です。これは、セリアック病をお持ちの方には、CBD使用云々にかかわらず大事な習慣ですので、出来るだけ心がける様にしてください。 参考文献 Expert Committee on Drug […]

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CBDは健康を増進して筋肉の成長を促進する?

健康やフィットネスに真剣に向き合っている人は、常にどの様なトレーニーングを行えば効果的に望む体型に近づけるかを考えている事でしょう。CBDの人気が高まっている今、カンナビス製品がフィットネスやボディビルの分野で注目されています。昨今は、ビタミン、プロテインと同じ様にカンナビス製品を使って、日々の健康を保とうとするスタンダードが広まりつつあるのです。 なぜCBDが注目されている? CBDをフィットネスに取り入れるメリットを理解するには、CBDが一体どんな成分なのかを知る必要があります。CBDは、カンナビスと呼ばれる植物から抽出される天然の化合物です。ここで、カンナビスは違法な薬物なのでは?と思った方も少なくないと多います。確かに一昔前までは違法としていた国がほとんどでした。しかし、近年の研究で安全性が明らかになった事により、現在は多くの国でカンナビスとその成分であるCBDが合法となっているのです。 CBDが運動にもたらすメリット 筋肉をつける事は、フィットネスや体づくりに励んでいる人にとって最大の課題といえるでしょう。トレーニングを行っていると、ある時点から筋肉の成長が止まってしまうという時期がやってきます。これは誰の体にも起こる自然な現象です。体内には、筋肉を成長させる同化ホルモンと、筋肉を分解する異化ホルモンが存在しますが、抗異化作用のある栄養素を取り入れると、筋肉の回復と筋肉の維持を助け、筋肉の破壊を食い止めることができます。 逆に、体内に異化ホルモンが増えると、筋肉が分解されていってしまうため、筋肉がなかなか成長していかないという問題が起こるのです。この問題は、抗異化作用のあるサプリメントを摂取する事で解決出来ます。CBDは、体内の異化作用を持つホルモンの数を効果的に減らす役割があるため、こうした停滞期を迎える事なく筋肉を成長させ続ける事が出来ます。CBDによって異化作用のあるホルモンが少なくなると、筋肉の分解が早まり、筋肉量を増やすことができるようになるというわけです。 この効果をより感じたい場合は、CBDを摂取している間のカフェイン摂取は控えましょう。カフェインは、異化ホルモンであるコルチゾールの量を増やす作用があるため、異化ホルモンを減らすCBDの効果が相殺されてしまうのです。 CBDがフィットネスと体づくりに役立つ理由 CBDは炎症を抑える 誰でも一度は、辛い運動中に自分を追い込んだ経験があると思います。そのように過剰に無理をすると、筋肉に必要以上の痛みや炎症が生じ、次回の運動に支障をきたしてしまいます。こうした場合、市販の抗炎症薬でごまかしているという人も少なくありませんが、副作用や体への負担があるため、医学的にあまりおすすめできる方法ではありません。 植物由来の有効成分であるCBDは、こうした症状に大きな効果をもたらす事がわかっており、副作用のある医薬品に頼らず、痛みと炎症を抑える事ですぐに運動を再開したいというフィットネス愛好家の間で急速に広まりを見せています。 よく知られている抗炎症薬は、肝臓に負担をかけるため、定期的に服用すると肝臓へのダメージが蓄積していき、ある時深刻な健康問題を来す恐れがあります。 睡眠補助薬としてのCBD 質の良い睡眠をとることは、ダイエットや体づくりにおいて最も重要とされています。十分な休息が取れていないと、体は正常に機能してくれません。身体が正常に機能しないという事は、エネルギー消費や筋肉繊維の修復も正常に行えないという事です。CBDは、睡眠習慣を改善し、質の高い睡眠をとる手助けをしてくれる事が研究で明らかになっています。また、CBDには、市販に出回っている睡眠薬に見られる様な中毒性がないことも、大きなメリットです。 健康にフィットネスや体づくりを続けていきたいと思っている方は、ぜひCBDサプリについて調べる事をおすすめします。まだ十分な研究データが揃っているわけではありませんが、これまでに行われた研究の多くが、CBDを使用することでフィットネスや体づくり、健康面で多くのメリットが得られると結論づけています。 CBDの副作用 現在店頭で手に入るほとんどの市販薬には、副作用があります。そうした市販薬と比較しても、CBDの副作用は極めて少なく、軽微だと言われています。CBDを使用して、疲労感、胃のむかつき、下痢などの症状がまれに見られる事がありますが、ほとんどの人が軽いものだったか、もしくはまったく経験していないと述べています。 まとめ CBDは、フィットネス、ボディビル、体づくり、そして健康全般に素晴らしい効果をもたらしてくれる成分だという事がわかりました。筋肉をつけたい人、ダイエットに成功したい人、スポーツの試合で受けるストレスを和らげたい人、睡眠の質を上げたいという人は、是非CBD製品の購入を検討してみてください。ただし、その他のサプリメントや薬と同様に、摂取を始める前には必ず医師に相談してください。 専門の医師であれば、CBDの安全で適切な摂取量や使用頻度についてアドバイスがもらえるでしょう。また、他に服用している薬がある場合は、相互作用や副作用がないかどうか必ず医師に聞いて確認する様にしてください。

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妊娠とCBD

妊娠中の体は、健康を気遣い過ぎるという事はない、と言われるほどに、小さな影響も受けやすくなっています。これが、妊娠中にCBDを使用する事への賛否が分かれている理由なのかもしれません。妊娠は、女性の一生の中で最も素晴らしい経験の一つではありますが、それと同時に、最も痛く辛い体験でもあります。そしてそれに伴ってさまざまな症状も引き起こされます。代表的な症状には、吐き気、片頭痛などの身体的なものから、不安障害、うつ病なども精神的なもおまで、多岐に渡ります。 妊婦はカンナビスを使用しても大丈夫? 多くの人は、アサ草とヘンプを混同して覚えてしまっています。どちらもカンナビス科の植物であることは間違いありませんが、摂取した時に現れる効果は大きく異なります。その大きな要因は、アサ草に多く含まれる、THCと呼ばれる向精神作用を引き起こす成分にあります。一方ヘンプは、THCの含有量が極めて少ないことに加え、体内のあらゆる機能を調節し、不調を改善してくれるカンナビノイドが多く含まれています。ヘンプから抽出されるCBDには、うつ病をはじめとする多くの病気を改善する効果があることが、研究で明らかになっています。1 また、前述の通りTHCが0.3%以下と極めて少ないため、摂取してもハイになることはなく、安全性の高さからほとんどの国で合法的に使用する事ができ、高齢者やペットにも安心してお使いいただけます。 CBDとは? 原料となるカンナビス・サティバと呼ばれる植物には、2種類の有効な主成分があり、それぞれが独自の治療効果を持っています。その一つであるTHC(テトラヒドロカンナビノール)は、精神活性作用をもたらすカンナビスの成分として有名なカンナビノイドです。一方、CBD(カンナビジオール)は、そうした「ハイ」な状態をもたらす様な作用はなく、その代わりに数え切れないほどの薬効があり、極めて治療効果の高い成分と言われています。カンナビス製品を利用するにあたってTHCの有害性やリスクを知ることは非常に大事ですが、同時に、CBDの様に安全で副作用の少ない成分があることも知る必要があります。カンビナスは危険、といった長年の誤解や誤認識り改善されていかない限り、CBDの本来の力が広く知れ渡っていく将来は期待できないでしょう。 CBDについてわかっていること 妊娠は感動的で喜ばしい出来事ですが、母親と生まれてくる子供の体は脆弱で、さまざまな健康リスクにさらされてしまう時期でもあります。このため、こうした時期における摂取はリスクが大きすぎるという反対の声も少なくありません。また、CBDの妊婦に及ぼす影響についてまだ十分な研究がなされていないため、控えたほうがいいという意見もあります。一方で、実際にCBDを使用しているユーザーからは、CBDによって痛み、不安、うつなどの症状を和らげる事ができたという経験から、妊婦への使用を支持する声が上がっています。彼らの主張としては、CBDはほとんどの処方薬に比べてリスクの少ない天然由来の成分であるため、副作用の大きい医薬品よりもはるかに妊娠中の女性と胎児への影響は少ないという事です。 米国産科婦人科学会(ACOG)は、妊娠中の女性と授乳中の母親にはカンナビス製品の使用を中止するようにと、明確に勧告を発表しています。この勧告の主な理由としては、最近の研究によりカンナビスの成分が胎児の脳内で神経細胞の発達を促し、脳の経路を構築するエンドカンナビノイドシステムに悪影響を及ぼすことが明らかになったからだとしています。モンテフィオーレ病院ファミリーケアセンターのメディカルディレクターであるタリサ・L・バーニー博士は、CBDの健康上の利点は疑いようがなく、妊婦に対しても同じ様に高い治療効果が認められている、それにも関わらず、米国産科婦人科学会がCBDの使用を推奨していないのは、政府の規制が十分になされていないからだ、と主張しています。その一方で、決められた用量や処方を定める事が難しいCBDは、不適切な量の摂取をするリスクがあるとも述べています。 妊娠に対するエンドカンナビノイドシステムの役割 エンドカンナビノイドシステムは、胎児の脳内でニューロンを作り、脳のネットワークを構築します。このように、胚の段階から出産直前まで重要な役割を果たしているエンドカンナビノイドですが、出産結果の面においてマイナスに働いたという事例は一つも報告されていません。また、妊娠中のカンナビス使用が早産や流産、または大きな身体的異常をもたらすことはないという事が、研究で明らかになっています。 妊娠中にCBDを摂取する上での注意点 本章では、すでに医療機関に相談した上で妊娠中にCBDを摂取することを決めている方のために、いくつか押さえておくべきポイントをご紹介します。 CBDには、微量でも胎児に影響を与える恐れのあるTHCやその他の有害物質が混入している可能性はゼロではありません。そのため、体内への吸収率が高いVAPEなどによる吸入摂取は避けたほうがいいでしょう。 最も安全にCBD摂取する方法としては、スポイト付きオイル、ペースト状、カプセル、ローションなどの形で提供されている純度100%のCBDオイルを、それぞれの用法で摂取・使用する事です。また、体や筋肉に痛みがある場合は、CBDのクリームやオイル、ローションなどを患部に塗る事で素早く痛みを緩和する事ができます。 妊娠とCBDに関する研究で明らかになったこと 妊娠中のCBD使用に関する研究はそれほど多くはありませんが、いくつかの研究で、重要な事実が明らかになりました。そのうちの一つに、CBDが妊娠中の母親の早産を抑止するのに有効であることを示した研究があります。2 2016年、シャンヤ・コナ博士は、赤ちゃんの産後発育の合併症にカンナビスがどう影響を及ぼすのかを調べた複数の研究を行いました。その結果、シャンヤ博士率いる研究チームは、カンナビスを単独で使用しても、出産時の合併症や発達上の問題が起こらないことを明らかにしました。 また、1980年代にメラニー・ドレーハー博士によって行われた2つの縦断研究では、胎内でカンナビス成分を取り入れた胎児は、生後3日目と5歳になってからの検査の両方で、結果に大きな差が見られなかった事がわかりました。 メディカル・マリファナ社の社長であり、この分野の研究者であるスチュアート・タイタス博士は、妊娠中にCBDオイルを使用した女性を調査したところ、これまで有力とされていた一般的な意見に反して、生まれた子供達は極めて健康で元気に成長していると語っています。 まとめ 妊娠中にCBDを使用する事で、妊婦と胎児に悪影響を及ぼすことはない事を示した研究はありますが、使用を決断する前に、この問題に詳しい医療機関や専門医に相談することを強くお勧めします。また、現段階では妊娠中のCBDオイルの使用に関する臨床研究データは十分に揃っておりません。そのため、妊娠中の場合は専門家の指導を受けるか、CBDの使用を控えましょう。 参考文献 Kogan, N. and Mechoulam, R. (2007). Cannabinoids in health and disease. Dialogues in Clinical Neuroscience, 9(4), pp.413–430. [↩]Houlihan, D., Dennedy, M. and Morrison, J. (2010). Effects of abnormal cannabidiol on oxytocin-induced myometrial contractility. REPRODUCTION, […]

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顎関節症(TMJ)治療としてのCBD

痛みは人を衰弱させるものです。特に、顎関節症(TMJ)のような不快な痛みを伴う障害は、人生に大きな影響を与えてしまうほど深刻です。CBD(カンナビジオール)は、顎関節症をはじめとする様々な痛みを抑制する効果があり、ここ数年間で急速に認知と研究が進んでいる成分です。近年では、その有効性を裏付ける医学的研究が数多く行われてきています。また、使い安さ、向精神作用を持たない安全性の高さ、価格の手頃さ、合法性があることなどの理由から、このCBDを顎関節症などの治療に活用する人が増えています。 顎関節症の原因 顎関節症の原因は主に、関節炎を含む結合組織系の障害と、顎の損傷です。 特に、関節リウマチや変形性関節症などの関節炎と共に発症する事が多く、この場合には顎関節症の二次疾患として現れます。関節リウマチは、骨の関節を覆っている軟骨を標的とする関節炎です。 変形性関節症に関しては、より長い期間にわたって影響を与える事を除けば、軟骨がすり減るなどの特徴が顎関節症と酷似しています。 また、スポーツや暴力、事故などによる顎へのダメージも、顎関節症を引き起こす原因となります。さらには、習慣的な激しい歯ぎしりや食いしばりが顎関節症につながるという研究データもあります。 顎関節症の症状 顎関節症を患うと現れる最初のサインは、顎とその周辺の痛みです。耳、口、顔などの顎以外の部分が痛む場合もあり、顎関節症特有の頭痛が副症状として現れる事があります。 痛みの傾向としては、慢性的に続く場合や、食事の際などに顎を積極的に使ったとき鋭い痛みが走る場合があるなどさまざまですが、どの場合も基本的には噛む事が困難になっていきます。 また、咬筋痙攣も症状の一つです。咬筋痙攣自体は治療可能ですが、顎の筋肉が痙攣して痛むため、口を使うことがさらに困難になります。 顎関節症が及ぼす影響 顎関節症が日常生活に与える影響は、決して少なくありません。咬筋痙攣や痛みがある場合、食べたり飲んだりする事が難しくなり、さらに進行すると話す事にも支障をきたすため、社会生活で苦しい思いをする場面が増えるでしょう。 顎関節症が頭痛などの症状として現れている場合には、仕事など集中力を要する場面で影響を及ぼす可能性があります。また、顎関節症は見た目にも影響を与えます。患部を庇うために片側の筋肉だけ使い続けると、その側の筋肉だけが発達してしまうため、左右非対称に見えてしまうのです。 顎関節症ためのCBD 現在、家庭治療で顎関節症を治そうと考えている人の間で、CBD製品が大きな注目を集めています。製品のタイプは、CBDクリームやCBDオイルなど多様ですが、ほとんどの人は、より高濃度のCBDを含有しているオイルベースの製品を選びます。中濃度の1500mg(濃度15%)のCBDオイルボトルは、繰り返し起こる鈍痛を軽減するのに役立ちます。より強い痛みであれば、2500mg入りのCBDオイルボトルも販売されています。 慢性的な顎関節症やその他の痛みがあり、これまでCBD製品を使用したことがない人は、低〜中レベルの濃度のCBD製品を試してみる事をお勧めします。ただ、CBDに対する反応は体質や体内環境によって大きく変わる可能性があるため、まずは十分安全といえる少量の摂取から始めるといいかもしれません。濃度が低すぎて効き目を感じられなければ、より濃い濃度の製品に切り替えればいいだけですが、濃度が高すぎてしまうと効きすぎて健康を害してしまう恐れがあるので危険です。私たちは、レオナルド・ライノフ氏の著書である「CBD – A Patient’s Guide to Cannabis」の中で提唱している、ステップアップ方式を推奨しています。CBDの使用量についてより詳しく知りたい方は、当ウェブサイトの摂取量に関する記事をお読みください。 関連記事:CBDの摂取ガイド CBDを顎関節症の治療に使用する方法 CBDオイルとCBDクリームは、顎関節症治療としてCBDを使用する上で最も適しているタイプの製品です。では、どのように使用すればいいのでしょうか? CBDクリームは、スキンローションやクリームにCBDエキスが配合されている、シンプルな製品ですが、このタイプの製品は顎関節症だけでなくその他の多くの皮膚で起こる痛みに対して、大きな効果を発揮します。 使用方法としては、痛みのある患部に、保湿剤を塗るようにマッサージしながら塗ります。クリームの主な利点は、高い即効性と特定の部位に直接塗布できる利便性です。 CBDと心臓病薬 CBDは、心臓病薬の効果を大幅に低下させてしまう可能性がありますので、心臓病の薬を服用している方は、CBDを摂取する前に必ずかかりつけの医師に相談するようにしてください。 最後にCBDオイルの使用方法についてですが、一番一般的な方法は舌の裏に垂らす舌下摂取です。スポイトで数滴垂らしてから、飲み込む前に1分ほど口に含んで体内に吸収されるのを待ちましょう。この方法での適切なCBD摂取量は、体質やそのオイルの濃度、また体重によって異なるため、前述したステップアップ方式で最適な摂取量を調べる事をお勧めします。 関連記事:CBDと薬物の相互作用 CBDが顎関節症を改善するメカニズム CBDは、一言で言うと痛みのメッセージが脳に伝わらないようにする、神経遮断薬の様なものです。 人の体には、エンドカンナビノイドシステムという機構が備わっています。この機構の存在が知られる様になったのは、研究者たちが30年前にラットの体内にエンドカンナビノイド受容体を発見した事がきっかけでした。その後、さらなる研究によってエンドカンナビノイド受容体が人の体内にも存在し、カンナビノイドと相互作用できる環境が備わっている事が明らかになりました。 人の脳には、痛みを感じるための受容体を含む、様々な受容体があり、エンドカンナビノイドはその受容体を刺激したり遮断したりして管理する働きを持っています。CBDが顎関節症の痛みを軽減するのは、この働きによって痛みが遮断されるためです。 その他にもCBDが顎関節症の治療薬として期待されている理由があります。それはCBDの強力な抗炎症作用です。顎関節症の痛みと一見無関係の様に思えますが、実は顎関節症を発症すると、顎関節の周りの軟骨が摩耗したり劣化する事で関節の骨同士が接触してしまい、その結果周囲がダメージを負って炎症を起こすため、痛みをさらに悪化させているのです。したがって、関節の炎症を抑えることは、顎関節の痛みやその他の炎症性の痛みを和らげる事につながるのです。 また、CBDには関節炎治療としてだけでなく、予防薬としての利用価値がある事が研究で証明されています。関節炎の一種で、骨粗鬆症という、骨がもろくなってしまう病気がありますが、CBD製品は骨を強化し、骨折からの回復を助けるという非常に有力な研究結果があるため、この疾患に対しても大きな治療効果を発揮します。 予防は治療に勝るとは言ったもので、高齢者や家族に関節炎の兆候が見られる場合、CBD製品を定期的に摂取することで、この不快な痛みを伴う疾患を予防する事ができるかもしれません。 関連記事:予防薬としてのCBD CBDについての医学的研究 ここ数年の間に、顎関節症の鎮痛薬としてCBDが効果的だとする研究が多く発表されました。CBDは、痛み、不安、吐き気、発作などの多様な症状の緩和に効果があることがすでにわかっており、さらに驚くべき事に、がんに対しても治療効果があるという研究結果も存在します。 2011年に刊行されたBritish Journal of Pharmacology誌には、CBDが吐き気や嘔吐を和らげるとする研究結果が掲載されました。1 さらに、Epilepsy Behaviour誌に掲載された、2013年スタンフォード大学で行われた研究では、CBDが子供の発作の発生率を減少させるという非常に希望が持てる結果を残し、参加した子供とその家族に大きな利益をもたらしました。2 顎関節症に関しても、CBDの治療効果を調べた医学的研究は数多くあり、それらの研究結果によってより多くの人がCBDを顎関節症治療に活用したいと思う様になりました。2012年にJournal of Experimental Medicine誌で掲載された研究では、CBDは脳への痛みの信号を効果的に遮断するため、神経経路の遮断剤として働くと報告しています。3 この研究結果は、顎関節症の治療にCBDの使用を検討している人、特に長期的で恒常的な痛みと闘っている人にとって、大きな希望を与えるものでした。 また、European Journal of […]

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アルツハイマー病のためのCBD

ここ数十年間の研究により、ヘンプには人体に良い影響を与える成分が多く含まれていることが分かってきました。この植物の最大の利点は、他のカンナビスよりもTHCなどの精神作用をもたらす成分の含有量が少ない代わりに、体内のあらゆる機能を調節し、不調を改善してくれるカンナビノイドが多く含まれていることです。 いくつかの研究では、カンナビスに含まれるCBDがアルツハイマー病を含む多くの病気に対して治療効果がある事が明らかになっています。12 WHO(世界保健機関)3 によると、アルツハイマー病は認知症の中でも最も一般的で、認知症患者の全体の60〜70%がこのアルツハイマー病を患っていると言われています。現在も世界中で約5,000万人が認知症に悩まされており、毎年1000万人近くが新たにこの疾患に発症しています。 後期になると、家族やヘルパーによる全面的なケアが必要になる場合がほとんどです。アルツハイマー病には投薬治療が行われますが、これはあくまで症状を緩和させるためのものであり、病状を回復させたり、進行を遅らせたりする効果はありません。 CBDがアルツハイマー病の症状を改善するメカニズム CBDのような植物由来のカンナビノイドは、体内で生成される内因性カンナビノイドと同様にいくつかの受容体を活性化させ、神経症状の発症を食い止める働きがあると言われています。その証拠に、ある臨床研究において、CBDが食欲不振や睡眠パターンの乱れなどの、アルツハイマー病で起こる特有の行動障害を改善したという結果が報告されています。4 アルツハイマー病の治療にCBDを使用するメリットは? カンナビジオール(CBD)は、カンナビス植物から抽出された天然の成分なため、一般的に処方されるアルツハイマー病の治療薬よりも健康リスクや副作用が少なく、安心して使用する事ができます。また、CBDはカンナビスから作られていますが、同じカンナビスの成分であるTHCのような酩酊感をもたらすことはありません。この章では、CBDがアルツハイマー病にもたらすメリットをいくつかご紹介します。 アルツハイマー病におけるエンドカンナビノイドシステムの役割 アルツハイマー病において重要なサインとなるのが、脳にできる老人斑と呼ばれるシミです。これが患者の記憶喪失、神経細胞の死滅、行動変化の原因となります。 ひとたび記憶プロセスや神経細胞同士のコミュニケーション不能になってしまうと、記憶形成や思い出すこと、また話すことなどの簡単な作業が難しくなっていきます。 ここ数年間で多くの医師や研究者が、エンドカンナビノイドシステム(ECS)がアルツハイマー病などの神経変性疾患に重要な役割を果たしている事を裏付ける研究結果を発表しています。また、彼らはエンドカンナビノイドシステムの主軸となる2つの受容体のうちの一つであるCB1受容体が、大脳基底核、海馬、大脳皮質、小脳などさまざまな部位に分布していることも発見しました。これらの部位は、記憶や学習に関連しており、アルツハイマー病の初期段階で影響を受ける箇所と重なります。5 アルツハイマー病治療のためのCBD摂取方法 CBD製品には現在さまざまなタイプがあり、アルツハイマー病治療のためにCBDを使用する需要は急速に拡大しています。この章では、アルツハイマー病治療でCBDを使用する方法をご紹介します。 まず、これまでの研究により、THCと高濃度のCBDの両方を使用する事でより高い治療効果が得られることが示されています。ただし、THCを使用する場合は、向精神作用を避けるために摂取量を少なくすることをお勧めします(現在日本ではTHCは違法とされています)が、残念なことにTHCは、多くの国で非合法の成分とされているため、使用が難しい場合もあります。フルスペクトラムのヘンプオイルは通常微量のTHCを含んでいますが、日本で入手可能な製品からはTHCが除去されていますので、向精神作用を伴わずに症状を和らげたい方に最適な製品です。CBDをアルツハイマー病患者が摂取する場合、最も簡単で効果が現れやすい方法は経口摂取です。その中でも、CBDオイルを舌の裏に垂らす舌下摂取が最も一般的と言われています。 アルツハイマー病治療のためのCBD摂取量 最適な摂取量を知るためには、さまざまな要素を考慮に入れる必要があります。その中には、個人的な事情、病気の度合いと段階の違いも含まれます。 これらが違えば、CBDに対する反応も人それぞれだということを認識しておくことが大切です。CBDの最適な摂取量は、ブランドや種類によって大きく異なるために混乱を招く事がありますが、基本的にはCBDの含有率によって適切な用量が決まります。 自分にとって最適な摂取量を知る方法に関しては、ライノフ氏とバーンバウム氏による『CBD:A Patient’s Guide to Medicinal Cannabis』という本で紹介されているステップアップ方式がおすすめです。6 この本では、アルツハイマー病にはマイクロドーズ(低用量摂取)から始めることを推奨しています。理想的な摂取量やより詳しい情報については、CBDの摂取量に関する記事をご覧ください。 アルツハイマー病へのCBDの効果を調べた研究 2016年に大きな注目が集まる中で行われた小規模研究では、アルツハイマー病治療にCBDを使用することの効果や安全性が徹底的に調べられました。実験では、採用した10人の患者グループに4週間CBDを使用してもらい、データを測定しました。その結果、患者のNPI(神経精神医学インベントリー)のスコアが44.3から12.910へと大幅に減少しました。7 これは、攻撃性、焦燥感、妄想、無気力、過敏性が著しく減少している事を意味しています。この研究結果は非常に大きな発見だとして注目を浴び、その後大規模な臨床研究が行われることとなりました。 2011年、アメリカの研究グループは、アルツハイマー病にかかったマウスにおけるCBDの影響を調査しました。その結果、CBDにはアルツハイマー病に対する治療効果があり、治療に応用できる有望な成分である事が明らかとなりました。また、神経細胞が減っていくと認知機能の低下につながると言われていますが、CBDはその神経細胞の生成や成長を促す役割があることもわかりました。8 参考文献 Kogan, Natalya M., and Raphael Mechoulam. “Cannabinoids in health and disease.” Dialogues in clinical neuroscience 9.4 (2007): 413. [↩]Iuvone, T., Esposito, G., De Filippis, […]

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多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)のためのCBD

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は多岐にわたる悩ましい症状を伴う疾患ですが、カンナビジオール(CBD)と呼ばれるカンナビスから抽出される有効成分がそれらの症状改善の手助けをしてくれます。 CBDには、不安、痛み、PMS、不眠症などを軽減する効果があります。また、原料となるアサ草とは違って向精神作用を持たないため、PCOSの症状を治療するのに有効だとされており、症状に苦しむ人の気分をリラックスさせ、睡眠の質を向上させます。 また、生理不順は不妊の原因にもなるので、PCOSになった女性が不妊に悩まされることも多く、卵巣に液体が溜まることで、卵の定期的な放出が阻害されてしまうことがあります。PCOSを発病した人の体内では、身体に取り入れた食べ物がエネルギーへと変換されていくプロセスを調整する、インスリンと呼ばれるホルモンの量を調節する事ができなくなり、結果としてこのホルモンの血中濃度が通常よりも増加します。PCOSを発病する原因としては、不健康な食習慣、肥満、運動不足、遺伝などが考えられます。 治療法 PCOSは、耐えがたい不快感や痛みのある症状をもたらしますが、そうした症状が改善できるとして今注目を集めている治療法の一つが、医療用ヘンプに含まれる非精神活性化合物であるカンナビジオール(CBD)の使用です。CBDには、PCOSの症状を即座に緩和する効果が認められています。なお、CBD製品には、効力や濃度、摂取量などによってさまざまなタイプに分かれていますので、多くの症状が現れるPCOSにおいては、こうしたタイプの違いを十分に理解した上で、自分に合った製品と摂取量を決めていく必要があります。 病状が深刻な場合は、必ずCBDを摂取する前に医療機関に相談してください。 CBDがPCOSの症状を改善するメカニズム 抗炎症作用 / 鎮痛作用 カンナビジオール(CBD)には、抗炎症作用と鎮痛作用があり、神経障害性疼痛や炎症性疼痛を大幅に軽減する事ができる治療薬としても認められています。また、この成分は、耐性ができて効き目が薄れてしまったり、精神活性作用などの副作用を引き起こすような事はなく、安全で効果的に激しい痛みを軽減することができるのです。また、カンナビジオールには抗不安作用があるため、不安障害の改善にも用いられています。これらの特性から、CBDはPCOSの多くの症状、特に不眠症と不安の改善に最適だと言えます。 エンドカンナビノイドシステムを正常に保つ ECS(エンドカンナビノイドシステム)は体内のホメオスタシス(生体恒常性を調節するシグナル伝達機構です。ECSは、エンドカンナビノイドと2つのカンナビノイド受容体から成り、生殖機能を含むすべての体内で起こるプロセスの均衡を保つ役割を担っています。研究によると、このECSの機能不全がPCOSを発病する原因の一つであると言われています。カンナビノイドの一種であるCBDは、エンドカンナビノイドと同じ化学構造を持っているため、ECSが正常に働くための手助けをしてくれるのです。つまり、CBDを摂取する事でPCOSの原因となっているECSの機能不全が改善され、治療プロセスを助けることになります。 PCOSの症状改善にCBDを使用するメリット ホリンレイク氏による2005年の研究では、PCOSの女性はストレスを抱えやすく、うつ病を発症しやすいことが明らかになりました。1 こうした点でも、気持ちを落ち着けたり、ストレスを軽減してくれるCBDは大いに効果を発揮します。さらには前述したような痛みや不快感を取り除く鎮痛作用もあるため、PCOS症状改善には最適だといえるでしょう。CBDのECSを正常に機能させるための力を別の言葉を言い換えると、CBDはホルモンバランスを整える、ということになります。 ホルモンバランスの改善は、生理不順を改善し、そしてそれによって妊娠しやすい体になります。さらに、カンナビジオールを摂取することで体脂肪が減少することもわかっており、これはPCOSの発病要因一つである体重増加を止めることにもなります。また、急激な痛みに襲われた時、CBDの最大の特徴である鎮痛作用が急速に痛みを和らげてくれるでしょう。 PCOSがエンドカンナビノイド システム(ECS)与える影響 ECSは、一連の受容体で構成されており、体のほとんどの場所に存在します。消化、痛みの調節、生殖など、ほぼすべての体内で起こるプロセスのバランスを調節しているECSは、自然に放出されるカンナビノイドと受容体が相互作用して化学反応を起こす事で、そのバランス調節機能を恒常的に維持しています。PCOSは、卵巣上に小さな嚢胞ができ、組織的な代謝および内分泌に異常が起こる疾患です。この疾患を患うと、アンドロゲン、インスリンの過剰分泌、高脂血症、無排卵、ニキビ、多毛、副腎過形成、体重増加などの症状が現れます。これだけの多様な症状が現れる理由は、PCOSが、前述したECSの機能を低下させる疾患だからです。 PCOSの症状改善のためにCBDを使用する方法 CBDに高い治療効果がある事はすでに広く認められている事実ですが、個人的な治療のためにCBDを使用する場合は、必ず専門の医療機関に相談してください。理解のある医師であれば、現在の体調、体質、そして病状などを客観的に考慮した上で、最善のCBDの摂取量や使用方法のアドバイスをしてくれるでしょう。 現在CBDには、オイル、ペースト、タブレット、ベイプなど、さまざまなタイプがあります。それらの中で最も広く使われているのは、CBDオイルとCBDペーストですが、長く使っていくことを考えれば、自分が最も使いやすいと感じるタイプのCBDを購入するのがいいのかもしれません。 CBDの摂取量 CBDは、適切に使用すれば非常に高い効果をもたらしてくれるでしょう。しかしながら、天然成分であるCBDの効果の度合いや副作用は人によって、また使用する製品のタイプによって大きく変わる可能性があるので注意が必要です。特に摂取量に関しては、製品やブランドによって推奨している量が違うため、混乱を招いています。そんな時には、CBDオイルのCBD濃度(%)を見てみましょう。 自分の適切な摂取量を知る方法に関しては、ライノフ氏とバーンバウム氏による『CBD:A Patient’s Guide to Medicinal Cannabis』という本で紹介されているステップアップ法がおすすめです。2 摂取量の詳細については、こちらの、CBDの摂取量に関する記事をご覧ください。 PCOSへのCBDの効果を調べた研究 アリソン・ドーソン氏が行った研究によると、CBDによるエンドカンナビノイド受容体を遮断することで、PCOSにかかった女性のアラニンアミノトランスフェラーぜのレベルを低下させました。また、体重減少には因果関係が認められませんでした。3 この実験結果により、CBDがPCOSの症状を改善し、体内のホメオスタシス(生体恒常性)を回復させる力があることが証明されました。実験は、PCOSを患った50人の肥満女性を、CBDを摂取したグループと摂取しないグループに分けて行われ、CBDを摂取したグループでは、PCOSの症状改善が見られました。これにより、CBDがPCOSの治療に有効であることが裏付けられたのです。 また、International Journal of Endocrinologyが行った別の研究でも同様に、CBDのPCOSに対する治療効果が認められる結果が得られました。4 この研究では、20〜53歳の多嚢胞性卵巣症候群の女性173人のグループと、同じ体重・年齢の125人の健康な女性を対象として行われました。その結果は、これまでの研究結果を裏付ける内容となり、CBDがPCOSの治療に有効であることがさらに証明されました。今回紹介した研究では、PCOS治療の分野において非常に希望が持てる結果が得られていますが、万が一のことを考えて、CBDの使用を検討する際には、必ず専門家のアドバイスを受けてください。 参考文献 Dokras, A., Bochner, M., Hollinrake, E., Markham, S., VanVoorhis, B. and Jagasia, D. (2005). […]

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