CBDの抗炎症作用に関するレビュー
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最終更新日 12 10月 2021

カンナビスから抽出される成分の40%がCBDと言われていますが、. 抗精神作用のあるTHC化合物はこの中には含まれないため、ユーザーをいわゆる「ハイ」な状態にする作用はCBDにはありません。. CBDには、不安、炎症、睡眠障害、痛み、関節炎などの軽減、そして血圧調整による心臓の健康維持など、その他さまざまな健康上のメリットがある事が、多くの医学研究や論文で明らかにされています。.

ハーバード大学医学部によれば、CBDは主にドラべ症候群やレノックス・ガストー症候群などの小児てんかんの治療に優先的に使用されています。.1 また、CBDオイルには抗炎症作用があり、主に心臓に起こる炎症を和らげ、放置すると脳卒中や脳障害を引き起こす、心筋炎のような疾患の治療に用いられています。.2 CBDは、天然で余計な加工が施されていないため、特定の病気の治療薬として高い人気があります。. 研究所で製造される他の医薬品と比べて副作用が極めて少ないという点も、CBDが選ばれる理由かもしれません。.

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近年、多くの人々が化学合成によって作られた医薬品の副作用を問題視しはじめた事もあり、抗炎症薬としてのCBDが市場で独自のシェアを広げつつあります。. CBDオイルのように副作用が少ないオーガニック製品が、新しい時代の治療薬として普及する未来は近いかもしれません。.3

炎症とは?

CBDオイルがどういった種類の炎症に、どのように作用するのかを正しく理解するには、そもそも炎症とは何か、そして何が炎症を引き起こすのかを知る必要があります。. 炎症は、感染症を発症した時や、怪我に対して免疫機能が働く事によって引き起こされます。. この時体は免疫系に、損傷した組織の治癒と修復プロセス始めるように指示を出します。.

他にも、私たちの体はウイルスやバクテリアなどと戦うために炎症を利用しています。. ただ、必要のない場所で炎症が長く続く場合は注意が必要です。.

CBDオイルと炎症に関する研究の成果は、炎症や痛みに悩む人々にとって非常に喜ばしいものでした。.4 5 悩ましい副作用と依存性がつきものの化学合成による医薬品の代わりに、同等の治療効果を持つ天然のCBDオイルという選択肢が生まれたのです。. CBDオイルは、炎症を抑える事に加え痛みも緩和してくれるので、症状をコントロールする事ができるようになります。.

CBDが炎症を抑制するメカニズム

抗炎症作用は、CBDがもつ多くの治療効果の中で最も代表的なものの一つなので、しばしば一緒に語られる事があります。.6 CBDは、炎症が基礎疾患の症状であっても、疾患に起因しないものだとしても、その抗炎症作用を発揮します。. この事から、CBDは怪我などの自己免疫によって生じる症状や疾患に関わる免疫反応を調節する役割がある事がわかります。. ある研究によると、CBDは炎症の原因となるマクロファージやミクログリア細胞に向けて免疫抑制の効果をもたらし、それによって炎症が抑えられます。.7 また、CBDは、グリシン受容体を活性化させ、炎症に伴う慢性炎症性の痛みを軽減してくれます。.8

CBDオイルはどのようなタイプの炎症に効く?

炎症には主に、急性炎症と慢性炎症の2種類があります。

通常、炎症は怪我などの一症状として体に現れます。.9 怪我をすると、免疫系が患部にいると想定されるバクテリアやウイルスと戦おうと反応し、その結果、急性炎症を引き起こします。. British Journal of Pharmacology誌に掲載された研究では、ラットを用いた実験によってカンナビジオールが急性炎症を緩和する効果を調べ、その結果CBDが、急性炎症や痛みの薬理学的な治療薬として有効である事が証明されました。.10

また、ミラノ大学の研究では、カンナビジオールが慢性的な炎症の治療にも効果的であることが示されています。11

まとめ

以上のことから、CBDオイルは化学合成医薬品の代替薬となり得るほどの十分な効果を持っているという事がわかりました。. その有効性は、数多くの著名な医療従事者や研究者による実験や研究論文が証明しています。. CBDは主に、痛み、炎症、うつ、てんかん、関節炎などに有効に働き、他にもさまざまな病気や症状の治療に役立つことがわかっています。. これらの疾患は、対処しなければ他の病気を誘発するなど、深刻な問題を引き起こす可能性があります。. また、CBDは血圧のコントロールにも役立ち、脳卒中や心臓病のリスクを抑える効果があります。.12 CBDオイルの多様性と、ハーバード大学医学部のような著名な医療機関が研究を行っている事を考えると、CBDオイルが化学合成医薬品の代わりとして病院などで処方される様になる日は、そう遠くないかもしれません。.

参照

  1. Grinspoon, M. (2019). Cannabidiol (CBD) — what we know and what we don’t – Harvard Health Blog. [online] Harvard Health Blog. Available at: https://www.health.harvard.edu/blog/cannabidiol-cbd-what-we-know-and-what-we-dont-2018082414476 []
  2. Lee, W., Erdelyi, K., Matyas, C., Mukhopadhyay, P., Varga, Z., Liaudet, L., Haskó, G., Čiháková, D., Mechoulam, R. and Pacher, P. (2016). Cannabidiol Limits T Cell-Mediated Chronic Autoimmune Myocarditis: Implications to Autoimmune Disorders and Organ Transplantation. Molecular Medicine, 22(1), pp.136-146. []
  3. Karimi, A., Majlesi, M. and Rafieian-Kopaei, M. (2015). Herbal versus synthetic drugs; beliefs and facts. Journal of Nephropharmacology, 4(1), pp.27–30. []
  4. Vučković, S., Srebro, D., Vujović, K., Vučetić, Č. and Prostran, M. (2018). Cannabinoids and Pain: New Insights From Old MoleculesFrontiers in Pharmacology, 9. []
  5. Baron, E. (2018). Medicinal Properties of Cannabinoids, Terpenes, and Flavonoids in Cannabis, and Benefits in Migraine, Headache, and Pain: An Update on Current Evidence and Cannabis ScienceHeadache: The Journal of Head and Face Pain, 58(7), pp.1139-1186. []
  6. Burstein, S. (2015). Cannabidiol (CBD) and its analogs: a review of their effects on inflammationBioorganic & Medicinal Chemistry, 23(7), pp.1377-1385. []
  7. Nagarkatti, P., Pandey, R., Rieder, S., Hegde, V. and Nagarkatti, M. (2009). Cannabinoids as novel anti-inflammatory drugs. Future Medicinal Chemistry, 1(7), pp.1333-1349. []
  8. Xiong, W., Cui, T., Cheng, K., Yang, F., Chen, S., Willenbring, D., Guan, Y., Pan, H., Ren, K., Xu, Y. and Zhang, L. (2012). Cannabinoids suppress inflammatory and neuropathic pain by targeting α3 glycine receptors. The Journal of Experimental Medicine, 209(6), pp.1121-1134. []
  9. Contributor, J. (2019). What Is Inflammation?. [online] livescience.com. Available at: https://www.livescience.com/52344-inflammation.html []
  10. Costa, B., Giagnoni, G., Franke, C., Trovato, A. and Colleoni, M. (2004). Vanilloid TRPV1 receptor mediates the antihyperalgesic effect of the nonpsychotropic cannabinoid, cannabidiol, in a rat model of acute inflammation. British Journal of Pharmacology, 143(2), pp.247-250. []
  11. Costa, B., Trovato, A., Comelli, F., Giagnoni, G. and Colleoni, M. (2007). The non-psychotropic cannabis constituent cannabidiol is an orally effective therapeutic agent in rat chronic inflammatory and neuropathic pain. European Journal of Pharmacology, 556(1-3), pp.75-83. []
  12. Jadoon, K., Tan, G. and O’Sullivan, S. (2017). A single dose of cannabidiol reduces blood pressure in healthy volunteers in a randomized crossover studyJCI Insight, 2(12). []

投稿者

CBDの専門家 | 記事を読む

メディア業界での経験を積んできたAnooはカンナビスと健康の関わりについて書くことに情熱を注ぎ、日常生活への健康習慣の取り入れ方を人々にアドバイスしています。世界各国へ旅した経験を持つAnooは忙しい生活の中でもクルクミン入りのCBDオイルを使い生活の中にバランスとリラクゼーションを両立しています。

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