cbd for lyme disease
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最終更新日 3 11月 2021

CBDとは、カンナビスから抽出された主な化合物の一つで、カンナビスのネガティヴな作用として知られる向精神作用がありません。いくつかの研究によると、てんかん、炎症、痛み、嘔吐、うつ病、不安、不眠症などの改善に加え、その他さまざまな健康上の利点が期待できる成分だということが明らかになっています。

数年前までは、多くの国でカンナビスの扱いに厳しい規制がかけられていたため、薬効を詳しく研究することすら法に触れてしまうという状態でした。しかし、最近ではカンナビスの安全性や治療効果が認められ始め、より進んだ研究が盛んに行われるようになってきています。

そうした中、ある研究チームによって新たな効果が発見されました。それは、CBDがライム病の治療に役立つというものでした。

本稿では、ライム病について、そしてCBDがどのようにライム病の治療に活かされるのかを詳しく紹介していきます。

ライム病とは?

ライム病は、主にアメリカやヨーロッパでみられる、マダニの媒介によって起こる感染症で、ボレリアガリニ菌とボレリアアフゼリ菌のキャリアであるこの虫に噛まれると、これらの菌が体内に入り込み、ライム病を発症します。

恐ろしいことに、マダニは森や公園、芝生の多い場所などごく身近な生活圏に生息しているため、こうした場所を何気なく散歩しているときに咬まれてしまう恐れがあります。この病気は伝染性がありませんが、ひとたび発症して治療が遅れると、重篤な合併症を引き起こします。

よくみられるのは、マダニに咬まれた事に気づかずライム病を発症し、その症状が別の病気によるものだと勘違いをすることで対処が遅れてしまうケースです。一般人が症状や皮膚の状態を見るだけでは見極めることが難しいライム病の診断には、必ず医師による臨床検査が不可欠なのです。

ライム病の症状

ボレリアガレニとボレリアアフゼリという細菌は、一度体内に入ってしまうと、自己免疫機能では撃退することが非常に困難です。ですので、自分がライム病かもしれないと思ったら、すぐに医療機関で検査を受けることが重要です。これらの細菌の恐ろしいところは、免疫システムを著しく低下させ、一部の抗生物質に耐性を持つ点です。

以下に示すような症状がみられた場合、ライム病が疑われるので、重症化や後遺症を防ぐためにも直ちに病院を受診しましょう。

軽度の症状

  • 咬まれた皮膚周辺の発疹
  • 全身の痛み
  • 筋肉や関節の動作緩慢
  • 分泌腺の腫れ
  • 頭痛
  • 疲労感
  • 発熱

深刻かつ永続的な症状

ライム病が重症化すると、絶え間ない痛みや身体機能への障害、うつ病、神経症、不安感など、さまざまな症状を抱えるようになり、快適に日常生活を送ることが困難になります。結果として自殺を選んでしまうライム病の重症患者も中にはおり、この病気のもたらす症状がいかに過酷かこのことからも分かります。

CBDはライム病に本当に効果がある?

現在多くの病院が、ライム病の治療に化学医薬品の抗生物質を使用していますが、CBDも軽度および重度の症状を改善するという側面で、ライム病治療に役立つという事が、科学的研究によって明らかになっています。

そうした研究のおかげで、CBDが理想的な治癒効果を持っていることがより広く認知され、ライム病に苦しむ人々の生活の質を向上させるサプリメントとしての期待が高まっています。

CBD化合物には、抗菌作用、末梢神経障害による痛みの軽減、頭痛や吐き気の抑制、免疫系強化、抗けいれん作用、不安や抑うつのコントロールなど、さまざまな治療効果があります。1

2008年に行われた研究では、CBDを豊富に含む種類のカンナビスを摂取することで、ライム病の原因となる細菌が減少したと報告しました。2 さらには、CBDの抗菌作用が抗生物質に耐性のあるバクテリアに対しても同様の効果を発揮したという結果が得られました。

また、ある患者は、CBDを定期的に吸うことでライム病にによって引き起こされていた発作が抑えられたと体験談で語っています。他にも、CBDを使用することでライム病の症状を軽減できたという患者の証言は、数え切れないほど多く記録されています。

ライム病改善のための正しいCBD摂取量

ライム病の患者対する最適なCBDの摂取量は、症状の度合いによって異なります。例えば、主な症状が軽く、うつ状態が疑われる場合、1日に約25mg前後の摂取が適していると言われています。逆に重度の場合は、1日に約45mg程度のCBDを摂取することが推奨されます。

本サイトでは『CBD: A Patient’s Guide To Medical Cannabis(レオナルド・ライノフ著)』というCBDの用法・用量に関する本で紹介されているステップアップ方式を常に推奨しています。この本によれば、炎症性疾患は一般使用の際の標準的な量である1日あたり10mg~100mgの摂取で効果が十分に現れるとしています。

それも、高濃度のCBDを1日1~2回ではなく、低濃度のものを3回以上に分けて摂取することが望ましいと書かれています。ここで推奨している用法・用量で摂取しても特に効果が現れず、摂取量を増やそうと考えている方は、自分で試す前に、まず医療専門家に相談することをおすすめします。

関連記事:CBD摂取ガイド

留意点

医学研究においては、CBD摂取による目立った副作用は報告されていませんが、万が一のために目安を逸脱した過剰摂取は避けるようにしてください。症状改善に効果が現れるまで摂取量を目安の範囲内で少しずつ上げていく限りにおいては安全に使用できるでしょう。

ひとたび体がCBDに順応すると、ライム病の症状が大幅に改善されていく事が実感できるはずです。とはいえ、病気の進行状況によって最適な摂取量は違いますので、医療専門家による的確なアドバイスもらい、CBDを安全でより効果的に利用していく事をおすすめします。

CBDによるライム病の治療効果を調べた研究

CBDは、数年前からその薬効が認知され始めましたが、現在ではこの成分がライム病の治療薬としていかに有効かを証明するために、以下のような研究が行われています。

臨床分析

ライム病にCBDを使用する事への臨床研究は、現時点ではまだ行われていません。しかし、CBDが痛みを軽減するメカニズムについては、いくつかの実験によって実証されています。

また、2013年にはイギリスの研究者によって、がんなどの深刻な疾患による痛みとCBDの関係性を探るための臨床試験が行われました。3 がんによる痛みは非常に強く、痛みの中でも最も耐え難いものの一つであり、化学医薬品では完全に鎮める事が難しいとされていますが、

CBDは、この痛みに対してだけでなく、疲労感や不眠にも効果を示す事がわかりました。また、長期間使用しても副作用はみられず、CBDが重度の末期患者にとって最大の苦しみである痛みを安全で効果的に和らげる事が出来るという事実が実証される結果となりました。

同様に、ライム病で起こる頭痛、片頭痛へのCBD投与実験でも非常に高い効果が現れました。4 また、CBDは神経保護作用もあるため、同じくライム病の症状として起こるけいれん、さらにはてんかんや多発性硬化症にも症状改善の効果が認められました。この場合も同様に、長期の摂取によって耐性が作られ効かなくなるというった結果は見られませんでした。

これらの試験は、ライム病の主症状がCBDによって大きく軽減され、さらにはCBDの代表的な効果である不安や抑うつといった精神的問題も、大幅に改善することを証明するものとなりました。

研究分析

1958年以降、数々の研究によってカンナビスの抗菌作用が明らかになり、2008年にはCBD単一でも同様の効果をもたらす事がわかりました。

そして、CBDの抗炎症作用に関しても、多くの実験と研究が行われ、その効果に疑いを持つ研究者は誰一人としていません。5 こうしたCBDの薬効は非常に早く現れるということもわかっており、また2016年の分析では、CBDが従来の抗うつ剤と非常によく似た作用を持っているということも報告されています。

まとめ

結論として、CBDはこれまでのさまざまな研究や実験の結果が指し示す通り、ライム病に対して非常に高い改善が見込める成分だと言えるでしょう。もちろん、より安全で効果的に医療の現場で使用されるためにはさらなる研究が必要ですが、この化合物によって健康を取り戻したり、病気を治療する事ができたと報告する人々は今後も増えていく事でしょう。

現在では、CBDを多く含む天然のサプリメントをライム病患者に勧める医師もいます。しかし、CBDは体内の細菌を除去して病気を完治させるものではなく、医薬品による抗生物質治療に代わるものではありませんので、あくまで現代医学の治療法を補助する役割としてお使いください。

参考文献

  1. B. van Klingeren und M. ten Ham. „Antibacterial activity of Δ9-tetrahydrocannabinol and cannabidiol“ Journal of Microbiology (1976) []
  2. jzy65385oaqr17bs8ejGiovanni Appendino, Simon Gibbons, Anna Giana, Alberto Pagani, Gianpaolo Grassi, Michael Stavri, Eileen Smith und M. Mukhlesur Rahman. „Antibacterial Cannabinoids from Cannabis sativa: A Structure−Activity Study“ The American Chemical Society and American Society of Pharmacognosy (2008) []
  3. Johnson JR, Lossignol D, Burnell-Nugent M und Fallon MT. „An open-label extension study to investigate the long-term safety and tolerability of THC/CBD oromucosal spray and oromucosal THC spray in patients with terminal cancer-related pain refractory to strong opioid analgesics.“ PubMed J Pain Symptom Manage. (2013) []
  4. jzy690f9weseuifircEric P. Baron, Philippe Lucas, Joshua Eades und Olivia Hogue. „Patterns of medicinal cannabis use, strain analysis, and substitution effect among patients with migraine, headache, arthritis, and chronic pain in a medicinal cannabis cohort“ Springer Open J Headache Pain. (2018) []
  5. Prakash Nagarkatti, Rupal Pandey, Sadiye Amcaoglu Rieder, Venkatesh L Hegde und Mitzi Nagarkatti. „Cannabinoids as novel anti-inflammatory drugs“ HHS Public Access Future Med Chem. (2009) []

投稿者

CBDの専門家 | 記事を読む

英語とフランス語の通訳・翻訳を傍らにVickyはアメリカのCBD業界で経験を積んできました。CBDについて学ぶうちにあらゆる局面で体へのメリットをもたらすことを知り、その中でも皮膚に関する研究に興味を持ちました。以来、彼女はCBDと皮膚に関するリサーチを中心にCBDの記事を書いている。

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